ファミリーポートレイト (講談社文庫)/講談社


星星星☆☆

主人公の名前が「駒子」ってことで、私と同じ名前なので読まなきゃ!って感じで読みました。
前半は駒子が母「眞子」の子分として(「まこ」の子供だから「こまこ」なんだって! なんだなんだ?!)育っていく様子でした。
母はおそらく殺人を犯してしまい、二人で逃げてたどりついた村で生活し、また追っ手が迫ってきたら逃げて…という日々で。
前半はかなりドキドキしました。
おぞましい雰囲気のシーンも多くて、えーーーん、最近こういう感じの本ばかり読んでいるーーしょぼんと思いましたが。

そして後半は「まこ」の子分ではなくなった後、つまり少女時代から大人になった駒子の物語でした。
しかし、後半はわりとありふれた人生で、とにかく長いのでダレちゃった感じで、相当読み飛ばしてしまいました。
そんな中で、駒子の中の母の存在がどうなっていくのかが興味深かったです。
幼少期の記憶というのはやっぱり大事なんだろうなぁと感じました。


さて!
そろそろさわやか青春ものとかを読みたいな。