こんにちは。インターン生の冨田です!

本日は当麻町視察一日目でした。概要を報告しますビックリマーク



まずカントリーエレベーター(お米の乾燥、精選、出荷などのための設備)、集荷場、育苗施設など、農協施設の視察です。

驚いたのは、規模の大きさ…!

単協とは思えない、充実した施設でした。

高齢化などの対策として労働力を削減する役割が大きいですが、特にお米やスイカの施設は画期的だと思いました。

施設の維持管理につけても、営農教育につけても、高い技術を持つ農協の方々の農業への熱意、誇りが感じられました。


北海道当麻町インターン2期生のブログ




次に、郷土資料館の視察です。

資料館の楢崎さんに、当麻の、さらには日本の歴史・文化について説明をいただきました。

屯田兵による開拓時代のお話を聞き、稲作を開始するに伴い大変な困難があったことを知り、屯田兵たちとその家族の偉大さを改めて感じました。

体験談や裏話も交えた説明をお聞きすることができ、ただ展示を見るだけでは伝わらない、郷土の歴史や文化の深さを知ることができました。


北海道当麻町インターン2期生のブログ




そして、水稲+でんすけスイカ農家の高橋さんご一家。

スイカの栽培方法について基礎からとても丁寧に教えていただいたほか、作付時期、経営形態、使用している機械などについてもお聞きしました。

後継者である息子さんは、他の道を考えることなく、代々続く農家を継ぐ決心をされたようです。

しかしそれも、ご両親が後継者のための基盤をしっかり作ったことが影響しているのだと思います。

息子さんの方から新たな将来のビジョンが出てきたときには、またお話を伺いたいです!


北海道当麻町インターン2期生のブログ



次に、バラ農家の土井さん。

ご友人の三田さんと組んで大阪から当麻に移り、就農されたそうです。

バラは消費者の嗜好に左右されやすい点が難しそうだと感じました。

しかし、競争力が必要で出荷までの作業が多いにも関わらずプライドを持って栽培を続ける土井さんを見ていると、品質の高い当麻のバラは今後もっと人気が出るのではないかと思いました。

写真は、土井さんの育てたバラの出荷前の様子。私も、プレゼントされるなら当麻のバラがいいな…(笑)


北海道当麻町インターン2期生のブログ




最後に、有機トマト農家の河島さん。

東京でマーケティング部門のお仕事をされていたからか、考察力・判断力・冷静さを兼ね備えた方だと思いました。

「農家さんは経営者」と聞いていますが、経営の面について、農家さんをサポートする人の幅が広がると、農業の維持・振興につながるのではないかと思いました。

若手の農家さんの展望を深く伺う機会が他にもあると、当麻町の農業をより広い視点で見ることができるようになるのではないかと感じました。


北海道当麻町インターン2期生のブログ



ということで、密なスケジュールの中で多くの人のお話を伺うことができ、刺激的な1日となりました!

どの農家さんも、考え方や価値観の違いはあっても信条やこだわり、プライドがあるということがよく分かりました。

どの人も、心から尊敬できる職業人だと感じました。

だからこそ、もっとその「思い」を引き出したかったというのが、本日の反省です。

今後、それぞれの農家さんの、農業あるいは自分の育てている農産物への「思い」をもっとお聞きしたいと強く思いました。




休日にもかかわらず、お忙しい中ご協力してくださった当麻町の皆様、本当にありがとうございました。

残り3週間ほど、できればその後も、さらに勉強を深めていきたいと思います。

今後ともよろしくお願いします!