娘(高1)がケガを押して空手の試合に出た翌日。
今度は、陸上部の大会が待っていた。
その為に、空手の試合直後からアイシングして備えたのだ。
娘は800m走に出場。
『最も過酷な競技』
『究極の無酸素運動』と呼ばれるエグイ種目だ。
この大会は3年生も出るので、
狙うは自己ベストと8位以内の入賞。
父親として何度も欠場をすすめた。
どっちの大会も休め。
空手の試合は出て良いから、陸上は止めておけ。
いやせめて、どちらかに絞れ。
全て聞く耳持たず😢
テーピングの巻き方を教え、車で会場まで送ることしかできなかった。
迎えたレース。
スタートから先頭を走り、飛ばす。
2周目、あと300mの直線で足をひきずりはじめた。
マズイ。
ラスト100m、ついに捉えられ抜かれる。
スタンドで動画を撮る私にも、
走りながら苦しい叫びが聞こえる。
『粘れ!』聞こえる筈もないが父も叫ぶ。
もう一度、抜かれた相手に詰める。
及ばず、2位。
自己ベストでの全体6位。
ゴールして倒れこみ、立ち上がれない。
サポートの同級生達が、周りを囲む。
私はケガが心配でスタンドを降り、近くまでこっそり走った。
(基本的に嫌がられるので、陸上大会会場では話しかけないし近づかない)
娘はサポートの同級生たちに、
父が見たこともないような笑顔を見せ、
『大丈夫』と皆を帰していた。
そして仲間が誰もいなくなった後で、足をひきずっていた。
なぜ娘が無理をして陸上の大会に出たのか。
この時理解できた。
娘は6月に陸上部の副部長兼、
女子部の主将に任命された。
合宿でケガをしても走り続けたのも、
足が痛い素振りを周りに出さないのも、
決して練習を抜けたり休まないことも。
彼女なりに、自分の背中を見せることで、
他の部員の範となろうとしていたのではないか。
娘のことを理解しているつもりでも、
父が知らない、学校の部活での娘の一面がある。
『主将』という立場を抱えていたことを、
父は忘れていた。
陸上でも空手でも大切なこと。
誰もが苦しい状況の中、自分のエネルギーを最後まで絞り出せるのか。
誰がこれを出来るか。
ここを見込まれてリーダーに選ばれたのだと思う。
これからも、目の前のことに全てを出し切ることを続けて欲しい。
1週間は休み、治療に専念することを約束させた。
娘が心配な父は、足の負担を少し減らすシューズを
買いに行った。
娘はそれを履き、また走りに行った😵







