『先に手を出したら負け』ではなく、
『手を出したら負け』である。
ささいなことで、他人とトラブルになったとする。
胸ぐらをつかんでも『暴行』になるし、
突き飛ばしても『暴行』になり、
相手がケガをすれば『傷害罪』となる。
先に殴られたからといって、殴り返したら、
それは防衛でなく報復だ。
過剰防衛も暴行や傷害になることもある。
可能性が大いにあると思う。
(細かい法律の話はわからず大体でご勘弁ください)
よほど緊急で危険を回避するとき以外で、
人に手を出したら絶対にダメ。
今人気のブレイキングダウンなどは、
エンターテイメントショーなので、特に若者は
安易に真似してはいけない。
昨日、私の長女(高1)と長男(中1)が
殴り合い(蹴りもあり)のケンカをしたらしい。
仕事中に妻から連絡があった。
それほど激しいものだったらしい。
空手をやっている2人なので力も強く、
帰宅するとどちらもケガをしていた。
以前は私が力で抑えつけた時もあったが、
今は本人たちに納得させないといけない年頃だ。
(もう抑えられないのではという説もある)
キッカケは些細なことらしい。
2人を呼び出した。
『どっちが悪いかとか、どっちが先に手を出したかとかは聞かない。どうせ水掛け論だから』
『あと、2人とも顔をグーで殴らなかったことは誉める。そこはよく抑えた』
(平手で顔面も打ち合ったらしい😅)
もう小学生ではないので、人を傷つけると
どんなペナルティが待っているか伝えた。
学校からは停学や退学などの罰も受けるだろう。
相手をケガさせたりしたら、多額のお金も発生するし、前科がつくこともある。
危険を回避するとき以外で相手に手を出したら、
絶対に負けだ。
昔と違い、街中は防犯カメラだらけ。
悪いことをして逃げきることは難しい。
相手に仕掛けられても、それを回避するための
話術、駆け引き、逃げる、何でも良いから
戦わないよう、解決しろ。
その力をつけなさいと話した。
今回のペナルティー
空手道場での息上げメニュー
(元気が有り余っているからな)
次回同じようなことがあったら
自分より年上で、大きくて強い人たちの出場する
空手の大会に出ることを2人とも約束しました。
ケンカをするなとは言わないが、
2人とも空手を習っているから、
自分の力がどれだけ強いか
攻撃されることがどれだけ痛いか、
わかっているだろう。
それが父は悲しかった。
身に付けた強さは、正しいことに使え!