電話。電話。と思い、その人の番号を確認し、かける。
「もしもし?」
でた、安定の落ち着いた声。
「おかあさん?あたしさぁ、また手術うけんなん。。。いやだよお。。。」
みためは28歳、アラサーちゃんでいい大人だけどやっぱり一番話を聞いてもらいたいのは母だったりする。母の前ではやはり子供になる。
泣きながら医者に言われたことを繰り返す。
うん、うん。と聞く母。
ある程度話すと私も冷静になってきて、この母親はよく自分の娘がガンやらなんやら言われておいおい泣いて電話してきているのにすごい冷静というか、なんだこの包容力。これが母か?とまで思えてきて。私なら一緒に泣いてるぞ。笑
とりあえずまた夕方連絡するということで話はついた。
午後からは職場に行きことの説明をする。また手術になったこと、開腹なのでこないだよりも休まなくてはいけないことなどなど。
事情を話すとみんな顔が暗くなった。
そりゃそーだ。
涙を流してくれる方までいた。
いいほうに考えようよ!って肩を叩いてくれた人もいた。
まさか、まさかで見つかったものなのだ。2月に受けていなければ、医者がおかしいと思って取りだしていなければ、それを検査に出していなければずーーっと私はそれをおなかの中に抱えていたのだ。
運がよかったとしか思えないのだ。
夜、旦那が帰ってきた。
あたりまえだけど泣いて泣いて泣いた。
まだグレーなのだけど。ブラックとは言われてないのだけど。
こんなにおお泣きしたのは2回目かなぁ。
この人も泣かないんだわ、これが。私なら絶対もらい泣きする。だけどこの数日後初めて旦那の涙を見ることになる。
同じ日に血液検査(腫瘍マーカーってやつ?)
同じ週にPET検査(ガンが糖に反応して光るやつ。3万くらい)
次の週にMRI(造影剤入れて)
と、検査三昧。
副作用もなく、痛くもなく(もちろん血を抜いたり、糖を入れているので針は刺しているのだけど)スムーズに進んでいった。
そして検査結果を伝えられる前日。
夜、何気なく旦那と話していたらすごく悲しくなってきた。つづく。