仕事をやめ、彼女とも別れて、いろんな事から解放された感じがあった。

しかし、これが良くなかった。

以前よりももっと食生活が悪くなってしまったのだ。

食事は、実家暮らしなので、普段は母が作ってくれるのだが、おれのごはんを作るのがたいへんそうだった。

と言うのも、何が食べれて何が食べれないのかを考えながら作らないといけないからだ。

だから母に作らせるのが申し訳ないと思っていたので、作ってもらうときにはなるべく簡単な物だけにしてもらっていた。

自分で作ればいいのだが、料理するのが好きじゃなかったし、めんどくさかったのでやらなかった。料理するくらいなら、コンビニの物や、スーパーの惣菜などを買う方を選ぶ。

じゃあエレンタール(粉末を溶かして飲む栄養ドリンク)を飲めばいいって話だが、食べたい欲求が抑えられなかったので飲まなかった。

ちなみにこの時、ペンタサ(抗炎症薬)も飲んでないし、レミケード(免疫抑制剤)もしていない。

要するに、「病気を受け入れられていない」ってことだ。

こんな考え方だったので、行動もどんどんおかしくなっていった。

仕事をしてなかった事もあって、母に食事を作ってもらうことに罪悪感を感じてきてしまっていたので、コンビニやスーパーで買って食事を済ますことが多くなっていった。

そして、どんどん泥沼にはまっていった……。


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