杜撰(ずさん)な食生活を続けていた結果、体もそうだが、それ以上に、精神に大きな変化が表れた。

生まれてきて今まで1度も思ったことがなかったのだが、この時初めて

「死にたい」  

と思った……。

クローン病だからとかそういうことではない。自分でもなんでそう思うのかわからなかった。ただ漠然と死にたいと思っていた。思っていると言うより、思わされているような感覚だった。

この時は苦しむ為に生きているようなものだった。

腸と脳は密接な関係にあると言われているが、食生活がめちゃくちゃになって、腸がとんでもなく酷い状態になっていたことが、脳に悪い影響を与えていたんじゃないかと今は思っている。

精神が崩壊すると、別人になる。

「あれはおれじゃない」

これは決して大袈裟な表現じゃない。本当にそう思うくらい違った。

現に母も「あの時のあなたは怖かった」と後に話している。

この時は毎日がとてつもなく長く感じ、いつ終わるんだろうと思っていた。

しかし、終わるはずがない。何も変えようとしていないから。と言うか変えようと思うことすら出来なかった。

今まで死にたいと言う人の気持ちが理解出来なかったが、この時初めて理解したと同時に、生きることの大変さも、なんとなくわかった気がする。

それでも死なずにいたのは、死ぬのが単純に怖かったと言うのもあるが、

「生きててよかった」と思う瞬間がたくさんあったからだ。

そして、時間がたつにつれ、このままじゃダメだと思う気持ちが強くなり、病院に行く決心をした……。


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