おかゆの夜食を食べ下剤を飲んで寝た。朝食はポタージュとオレンジジュース、11時に看護婦さんから下剤2リットルを渡され内視鏡検査の準備は整った。
看護婦さんから『ちびちび飲まないで一気に飲み干してください』と渡された下剤を15分毎にコップ1杯飲む。グレープ味ということだったが、気持ちの悪い味と飲んだ後の匂いで具合が悪くなる。
看護婦さん『下剤を飲んで、最初に出た便は見せてください』と便座横の呼び出しスイッチを指差す。これが最初だけでなく、30分位の間隔で見せなければならない。ベッドとトイレを10回くらい往復し、ほぼ便というよりは透明な水状になったところで内視鏡検査室へ
着ていたものを全部脱ぎ、お尻のところが割れている紙パンツに履き替え、だぶだぶのひざまでくるようなTシャツをかぶる。内視鏡の説明をうけ、ちょっといたい筋肉注射をされ、検査の始まりである。
ベッドに左を下に足をまげて横になり、お尻に冷たいものを塗られて、内視鏡が入ってくる。変な感覚だ、頭上にあるモニターに様子が映る。空気が入って来てちょっと苦しい。『ガスは出してください』と医師は言うが、腹の中に管が入っている状態では力も出せない。
モニターには以前テレビで見たのと同じような光景が映っている。時々、便のような液体が流れているが内視鏡はそれを吸いとりながら進んでいく。
盲腸のところまで一気に進み、詳しく見ながら後退していく。大きく膨らんでいるところがあった『これなんですか』と聞くと医師『脂肪の塊ですね、心配ないです』という感じで、話しながら時々写真も撮りながら進み、『ここから出血してますね』と言われたところを見てみると、内視鏡の管が肉の間から突き出ている根元に傷があった。
お尻の穴から内視鏡を入れて、それを内側から見ている状態でした。医師『痔ですね』、私『あ、そうですか』、なんともあっけない幕切れだった。
ガスをトイレで出してくるように言われたが何も出ず。診察室にもどり、コンピュータの画面で大腸の写真を見ながら説明をうけた。
朝に採血した結果で炎症反応があるので、念のためにCTを撮ってそれも軽い脂肪肝が見つかっただけで、異常なし。病院で1万2千円払い、薬局で胃腸の薬を1週間分もらい、帰宅した。
妻は連絡がなく心配して何度も携帯に電話したようであるが、病院内なので私は携帯を切っていた。心配してくれる人がいるのは、幸せなことだと心から思った。