今年も猛暑の季節がやって来る。

 

 ゴイチのエンジンはボディーで覆われた形で配置されていて、冷却面では他のカテゴリーのシャーシよりも劣る面がある。

 更に、排気もボディーの内側に出て来るので、これからの季節はオーバーヒートに悩まさせるのだ。

 

 これまでの実績から、高温時はキャブレターのガソリン混合気をリッチな方向にセッティングする事になるが、ワルボロ純製キャブでは構造上限界があると感じている。

 刈払い機に取り付けて、簡単に始動が可能なような構造となっている事、一定の回転数で作業する事を目的に考えられた構造な為、レーシングカーのような圧倒的な加速や暴力的なレスポンス、更に最高回転の伸びまで必要とするようなニーズには適していないと自分は思っている。

 この為自分は数年前から、レーシングカートやチェーンソー等に使われているような構造を持ったキャブレターをゴイチ用に改造して投入している。

 

 先日の作業で、ゴイチF1用に自分のキャブを放出してしまった為、手持ち在庫が少なくなって来た。今回は、補充のため3個のキャブを製作する事に。

 オリジナルのままではゴイチ用に使えないため、ゴイチ用に改造する事になる。

 

 口径13mmの中華激安キャブで、見た目はワルボロ製と変わらないのだが、細部の作りはガサツである。しかし、基本の混合気を流す構造は、シッカリとツボを抑えた作りになっていて、これまでの改造での品質の歩留まりは悪くない。

 

 ワルボロ990/813/771や603Bと大幅に異なるのが、Lニードルから繋がっている低速側のジェットノズルの配置。何故、この位置なのかは自分も判らず。

 

 昨年の実績から、夏場の耐性が強い・高温下でも燃費が良いのがメリット。デメリットはゴイチ用に可成りの改造が必要、プルスタート式の始動には向かない。

 激安中華製で同じような構造のキャブも沢山あるのだが、自分の実績では写真のキャブしか良い結果が出なかった。

 

 ゴイチのベテランさんなら経験しているのだが、キャブの突然死は珍しくは無い。日頃から、シッカリと管理された予備のキャブレターは持って置いた方が良いと思う。