そもそもKANさんからF1シャーシを預かったのは、ストレートスピードが以前より遅くなったとの事。当初は、エンジンパワーを疑っていたが、駆動系も確認しておいた方が良いと思った。

 

 エンジンの回転は、クラッチからスパーギヤを介し、2つのカウンターギヤを経由してLSDギヤに伝わり、左右のアップライトのドライブシャフトを駆動する方式だ。結構な数のギヤを通過するので回転ロスが無いかの確認を行った方が良い思った。

 

 まずは、フロントの左右のアップライトのベアリング。結構、ガリガリが出ている。これまで、キングピンを曲げる程のクラッシュが多かったので判る気がする。

 左右で計4個の交換。

 因みに、アップライトはブレーキピストンと一体型となっている(前後共)。シルバーのピンの刺さったパーツがブレーキピストン。ピンの内側にはリターンスプリングが入っている。

 

 スパーギヤのベアリングは異常ないものの、ダンパー下の第1カウンターギヤをピンセットで左右に動かすとガタガタだ。

 

 

 取り外して見たら、ベアリングが破損しているではないか。外す際、ボールは落ちてしまっていたので重症だ。

 第2カウンターギヤのベアリングもガリガリ。ここは手持ちが無いので、4個のベアリングを急遽発注して置いた。

 

 更に、LSD(リミテッド・スリップ・デファレンシャル)を廻して見たら引っ掛かる所がある。ここでも、ギヤ側のベアリングがロックするところが有り、ダメ。

 

 LSDのベアリング外しは、特殊工具が必要だ。たまにしか使わないが、持っていて良かった。ここでも2個のベアリングを交換。

 

 また、クラッチベルの軸ブレ防止プレートのベアリングも破損。こちらも、新品ベアリングに交換。

 

 今日は作業内容が多く、一日掛かってしまった。