今日は、クランクケースのオイルシール装着と、ベアリング交換を実施。

 

 G240エンジンのクランクケースのクラッチ側には2個のベアリングが使われている。内側はオープンタイプで、外側はシールドベアリングを使用。

 外側のシールドベアリングをG230エンジンと同じように、オイルシール化する事にする。このシールドベアリングは密閉性を保つため、接触型シールドタイプが使われている。また、内部はグリスがタップリ入っているので、回転が重い。

 

 ベアリングプーラーにてシールドベアリングを引き抜く。

 

 ベアリングと同じサイズのオイルシールを、ベアリングインサート治具にて押し込む。今回は、中古のオイルシールを装着。

 

 インサート治具はゼノアエンジン専用品で、フランスの通販店から購入したもの。

 

 一方、ファンローター側のベアリングにガリが出ている。

 当初、分解後そのまま廻して見たが指先には感じ無かったものの、クリーナースプレーで清掃したらガリガリだった。ピンセットで摘んだ所が、廻そうとしても引っ掛かるのだ。

 

 こちらも、ベアリングプーラーで引き抜く。

 

 同じく、中古のベアリングを挿入。クリーナースプレーで清掃して、油っけを取り除いてもガリは無いものを使った。

 

 次回は、組み上げ作業だ。