今日は、昨日組み上げたST240エンジンの慣らしを敢行。

 今回のST240エンジンは、手持ちのゼノア製の腰下が無かったので、クランクケースに中華激安4穴クランクケース(3700円)、同じく中華激安クランクシャフト(2800円)をチョイス。

 

 

 まずは路面状態と車の挙動確認と言う事で、レースでも使ったG230espエンジンでセッション2を走行。

 このエンジンでレースに出た時は22秒台後半までしか出なくて、路面のせいだろうとばかり思っていた。しかし、後日走らせた時にHニードルがアマアマで、あれから15分絞れる状態に。

 今日は連休明けなので路面も上々、1回目から21.0秒まで出たので早々にエンジンをバトンタッチ。

 

 ST240エンジンに積み替えて、いざエンジンスタート!

 エンジンからカラカラカラーっと異音発生。何かが当たっている???

 プラグを外して、スターターにてスタートすると異音無し。

 ??????

 

 何処からカラカラの異音が出ているのか判らない。取り敢えず、エンジンを降ろしてファンカバーを外す。

 

 スターターナットはキッチリ締まっているのに、ローターが回転方向にガタが出ている。中華クランクを使用しているので、シャフトのテーパー寸法がゼノアとは異なると判断。

 半月キーも、ガタの関係で変形してしまったので交換。

 写真のように、内径12mmのシム(0.3mm)を3枚入れたら、シッカリと固定。要は、スターターナットがローターを押し込む前に、クランクシャフトのネジがナット内で付き当たってしまったと言う訳。

 

 スパークプラグを外して廻した時は一定回転なのでカタカタ音は出ないが、プラグを装着してエンジンを掛けると、圧縮の関係で一定回転にはならない見たいだ。

 圧縮の時は回転が遅くなり、上死点を過ぎると速く回転すると言うカラクリと判断。

 

 これで、スターターモーターを回してもカラカラ音はしなくなった。

 しかし、まだエンジンは掛からず。12時前から作業して、もう14時を過ぎた。

 火花は飛んでいるし、ガソリンも燃焼室に入っているし、圧縮か???

 

 残る手段は、切り分けによる探索。実はこんな仕事を40年もやっていたので、ある程度の勘を持ち合わせているのだ。

 ファンカバーを外してあるので、再度点火系統を確認。気持ち、火花が弱いような・・・。

 ハイテンションコードを赤い高圧ケーブルに交換。その前は、ホームセンターの大電流コードで被覆が薄いケーブルをノロジー仕様にしたものだった。暫く使っていなかったが、ガラクタ箱にあったので付けておいたものだ。

 多分、絶縁不良を起こしているものと判断。

 

 取り敢えず、マフラーも付けずにエンジン単体でスタートしたら、ビックリしたーーー。

 一発でエンジンが掛かってしまった。大音量出して、スミマセンでした。残留ガソリンが残っていた為だ。

 

 今日は、かなり時間が掛かってしまったが、15時から慣らし運転をスタート。

 エンジンの感触は、あまり240エンジンを使った経験が無いのだが、自分でリューター加工した割にはトルクがあって運転しやすい。

 自負では無いが、ナンチャッテDIY加工の割には、良く出来たと思う。何か、エンジン音もいつもと違い、野太い音に聞こえる。

 

 今日の走行は、自分のこの夏の定番、フロントH05・リヤQ05タイヤ。気温が下がるとフロントが入って来ないので、そろそろGRP/XM0に変更かな。

 STさん、シリンダーのご提供、有難う御座いました。エンジン、良く廻ります。