最近自作した、PET素材で作ったタンクに亀裂が入ってしまったので、PE素材の容器にて再度の製作。
何故、1/5カーにこのシステムが必要なのかと言うと、ガソリンタンクはエンジンの隣に設置されていて、走行中は可成りの高温になります。
夏場にガソリン携行缶を開けた事がある方なら判ると思いますが、蓋のネジを開ける前に圧力抜きのバルブを開くと「シューーー」と圧力が逃げる音がします。
ガソリンが気化して、タンク内が加圧されている為です。気温が高い時ほど、加圧されますので、夏場は特に危険です。
1/5カーのガソリンタンクも同様で、オーバーフローシステムが機能していないと、走行中にガソリンがベントホース(圧力を大気に逃がす)から外部に出て行ってしまいます。可成り、危険ですね。
このシステムは、ガソリンは外部に放出せず、圧力のみを外部に逃がす為に必要です。また、耐久レースでは燃費に絡んでくるのでかなり重要ですね。
今回の容量は20mlで、ホームセンターの工具売り場の近くにあるボトル棚にあったものを購入。1個は150円くらい。本当は30mlが欲しかったけど、無かった。
L字ニップルは、アリエクで100円程度で購入。自分は、容器の天井に2個穴、底側に1個穴、サイドにはステーに固定する2つの穴を、リーマーで開けました。
ステーに固定する部分には、1mm厚の補強版を切り出して装着します。
ネジやニップルの固定部には、液状ガスケットを使用。
以前同じ素材で作ったのは50ml容器だったが、軽量小型化が重心位置に良い影響をもたらしてくれる事を期待したい。
50ml容器で作った時はガソリンリークは無かったので、PE素材の方が耐ガソリン性は良いかもしれない。(個人の感想ですが)
ただ、蓋のネジ部はシールテープと接着剤で緩み防止は必要ですね。
メーカー品は国内で生産されていない為、欧州から購入しなければなりません。円安の影響もあり、10K円近くはすると思います。