現在、中華製激安エンジンの組み立て作業中なのだが、新たなる挑戦者の話が舞い込んで来た。
何でも、激安中華に手を出してしまったT石さんが、良く確認もせずにエンジンをポチってしまったとの事だ。
到着してから、いざシャーシに搭載と言うところで、寸法が合わずに唖然としたとか。分解を試みるも、クラッチベースを外そうとトルクスを入れたところ、ビットの先端が折れてしまい・・・・。
車にも乗らず、ベースも取れずで、戦意喪失。私に貰ってくれないかと・・・。
排気量やメーカー名も判らずとの事なのだが、取り敢えずと言う事で持ち帰る事に。
帰宅後、あれやこれやで何とかネジを外す。
シャーシ搭載が出来ない根拠は、ファンカバーにあった。
ファンカバーの後ろ側に、通称ブーメラン状のパーツを取り付け、バルクヘッドに固定となるのだが、パーツ取り付けの5mmの穴の距離が、ゼノア製とは異なる。ゼノア製のファンカバーが手前のもので、間隔が長いのだ。
じゃあ、ゼノア製のファンカバーを着ければ良いじゃん。
左がゼノア製、右が今回のオリジナルの中華製。穴の傍に位置決めピンが出ているのだが、穴からの寸法が異なり、ゼノア製はクランクケースに付かないのだ。
多分、位置決めピンが入る穴を開け直せば、ゼノア製ファンカバーが装着出来るかも。現在の穴と被るので、位置的に難しいかな。
シリンダーやクランクケースのネジは、全てトルクスネジが使われている。可成りのトルクで締め付けられていて、ガスバーナーで加熱しないと外れなかった。
分解したが、組み上げ時のオイルっけが全く無い。ピストンは36mm径。クランクシャフトは1mm+の30mmストローク。G230~290は28mmストロークだ。排気量は30.5ccかな。
えーー、クランクの内側なんか、錆びちゃってるし――。
油を使って組み上げていないので、エンジンを回さないで正解だったねーー。
まぁ、ぼちぼちと進めますわー。