ラジコンカーの楽しみ方には走らせるだけで無く、オプションパーツを装着したり各パーツを改造したりと、人によって様々だと思う。
自分は部品弄りが好きなのだが、ゴイチのパーツは可成り高価だ。しかし、アリエクで買える中華パーツは破格の値段。
現在は29ccエンジンのシリンダーを購入して、楽しみながら走行を行っている。
しかし、激安ゆえのリスクがあるのも事実だ。今回は、2本ボルト固定の29ccシリンダーを見て欲しい。
まずは箱から出してエンジンの作りをじっくり観察。フィンが割れていたり、型が歪んでいたりは無いが、結構バリはある。
吸気側のインテークマニホールドのガスケット面にはキズが見てとれる。サンドペーパーで擦って見たが、中々取れない。可成り擦らないとダメだった。
排気口のガスケット面も同様。何本か線キズが入っている。何故、このまま売りに出すのか?、品質管理はかなり低いと思う。
こちらもサンドペーパーにて可成り擦る必要がある。
シリンダー内部を覗いてみると、プラグホールが中心に開いていないのだ。多分、後工程で開けると思うが、精度というか、品質に対する考え方が我々日本人とは異なると思う。
また、困った事にCR7HSAのプラグを装着すると、燃焼室がら下がりすぎて、接地電極がピストンの上面に接触すると言う寸法。従って、スキッシュエリアを大幅に広くするか、プラグにワッシャーを噛ませて内部に入らない様にする必要があるのだ。
当初、ゼノアエンジンと同じように組んで、フライホイルを回転させたら、上死点でプラグとピストンが接触。スターターで廻さなくて良かった。
こちらは、イグニッションコイルの取り付け部。ピポッドのセンターにネジ穴が開いていないのだ。折角、円柱状に加工されているのに、何故にズレる?
それでも、やっとの思いで組み上げたエンジンが廻った時は感動もの。これこそが、趣味の醍醐味だと思う。
出来の悪い子ほど可愛いと・・・・・。