KANさん、この車体を手にした後に満足にメンテナンスを行って来なかった。

 

 今までやって来なかった、LSDの中身の点検を行った。

 リヤアクスル中央にあるのがLSD。2本のスタビライザーリンクを外せば、アクセスは簡単そうっと思ったが、4本のスクリューが廻らない。

 

 トルクスの山を潰してしまったら面倒なので、ガストーチで加熱させてトライすること30分。途中、ガスを入れる事2回。やっとの思いで外れた-----。

 

 今まで一度も開けたことが無い証拠に、下のシミが出来るだけのオイルのみ。開けて、良かった-----。

 

 バラシて、パーツを確認。ギヤ関係は大丈夫そうだ。

 手前にある2枚の小径のディスク(内径が〇)が、スルデフ仕様のパーツ。オープンデフとも言うのかな。

 

 今回は、片スル仕様で組んで見る。

 片方には内径がスクエアのディスクを装着。

 

 ノンスリップ効果は3段階に設定出来るが、一番弱い位置に設定。

 2個のベベルギヤのシャフトを、ポッチ2やポッチ3の溝に装着すると、LSDの効きが強くなるのだ。

 

 拘ってはいないが、装着されていたスルデフ用ディスクだと外径が小さいので動いてしまう。

 

 自分は、同じ厚さのグラス板を切り出し、外径に合わせるようにしている。

 

 組み上げたら、デフカップを装着する前にLSDオイルを18cc投入。本来、圧入されているベアリングがカップ側に。デフケースは寿命かと思う。内側にはオイルシールが入っているが、漏れてくるのは時間の問題かと思う。

 

 このLSDは効きのタイミングもスクリューで調整可能だ。デフロックから、3回転戻したところに設定しておく。

 

 LSDを車体に取り付け時に発見。

 左側のドライブシャフトのブーツが破損している。このまま走っていると、グリス切れトラブルになるので、手持ちのブーツを付けておいた。

 

 ドライバーもゴイチF1も、高齢化が進んでいる。いつまで、持つのか・・・・・。