ゴイチF1に搭載されている、G260RCエンジンの修理作業。
腰下のクランクケース側を開けての確認では、デブリは無い。ただ、ローター側のベアリングはガリがあるので交換。
クランクケースはゼノア製では無く、RS5オリジナルのビースト用だ。削り出しでアルマイトが掛かっていて精度は良さそう。クランクシャフトもガタは無く、再使用する。
ゼノア純正トップエンドKit(シリンダー・ピストンセット)は、機械道楽さんがサポートしてくれたものを使用。以前、抽選会で当たったものとの事。
壊れたトップエンドKitは、DDM製G260ESPだったので、今回のものの方がパワーは大人しい感じ。
エンジン側でのパワーはそれほど期待出来ないので、せめてバランスは採った方が良いと思い、バランサーにてフライホイルローターの調整。
やはり、マグネット側が重かった。
RS5ビースト用のローターはノックピンの位置で点火タイミングが変更出来るようだ。180度の位置で5箇所の位置が選べる。
因みにゼノア純正では、点火タイミングBTDC30度となっている。(上死点前30度で点火)
このローターでは、一体どれ位のタイミング角度なのか調べて見たら・・・・。
5箇所のピン位置で、マジックにてマーキングした。1ノッチ動かすと18度位変わってしまう。いくら何でも、大雑把過ぎかと思うが。
2mmのピンで位置変更なので仕方がない。センターの位置で、純正のBTDC30度の位置だった。
一般的には、イグニッションコイルのステーにて点火タイミングを変更する。純正の30度から2度づつ変更させるパーツが市販されている。
今回のトラブル、スパークプラグの接地電極が無くなっていたが、外す際にはプラグが緩んでいたのだ。エンジンの振動によるものかとも判断出来るので、バランスファクターを考えて組んで見ようと思う。