中華キャブのWY-990から、チェックバルブ(逆止弁)を外しての走行。

 

 このチェックバルブは、プライマリーポンプにて燃料タンクからガソリンを引き上げる際キャブ内が負圧になるのだが、スローやメインジェットから外部エアーを吸わない様にするための逆止弁なのです。

 一方エンジンが始動中はこの逆止弁内をガソリンが通過するので、燃焼室側から見れば障害物ともなる訳です。これはパワーを必要とするチェーンソー等のエンジンのキャブには、プライマリーポンプが付いていないキャブが多い事からも解る気がします。

 

 今日はこのキャブ仕様にしての走行。

 前回同様、花粉路面なのでタイムは良くありませんが、フィーリングとしては握り始めのトルク感が増して、メリハリのあるエンジンパワーが出ていました。前回のベストは、同じキャブで22秒4でした。

 やはり、逆止弁にてガソリン流量がスポイルされていた感じ。

 尚、ここだけでは無く、他のセクションでも流量を抑えられている箇所があるので、そこも改善をしなければなりませんので、逆止弁を取っただけでは流れが良くなる訳ではありません。

 

 肝心のプルスタートでのエンジン始動方法ですが、エアーボックスを手で塞いでプライマリーポンプをピコピコ押すとキャブまでガソリンが到達するので、始動も問題無いかと思います。