1000円キャブレターの、握り始めのパワー感が無い現象を昨日アップデートしたので、本日は走行確認。
このキャブ、低速から中速域のトルク感が薄く、レスポンスも悪い。アップデート内容は、L側ニードル経路のガソリン流量をアップさせた改造。
初めて弄る箇所なので疑心暗鬼だったが、走らせてみて手応えを実感。へー、こんなに変わるものなの~~。
以下は調整編。
低速側の流量をアップしたので、アイドリングが続かないのは当然かと思う。従って、Lニードルを締めてアイドリングを上げて行く。アイドル回転が高いので、アイドルネジでアイドリング回転を落とす。
スロットルレスポンスを空吹かしで確認。未だ重いので、Lニードルを更に締める。またアイドリングは上がっていくので、アイドルネジでアイドリング回転数を下げる。
どれ位の吹き上がりレスポンスが良いのかは経験を積まないと難しいと思う。余りレスポンスを重要視するとオーバーヒートに繋がるからだ。
結果、アイドルネジのバネはこんなに開く所まで緩めた。
多くの方が、ここのバネは詰まった所にセットして使われていると思うが、今回の1000円キャブはアップデートで低速側の流量を上げ過ぎたせいか、Lニードルを締める方向になった。結果、アイドルネジを緩めた位置となる。
このキャブ、元々の低速側のガソリン経路がタイトな構造になっているのかもしれない。
また、HやLニードルの開度回転を言っても、600円・1000円キャブによっても異なり、さらにワルボロキャブとも異なるので書きませんが。
このキャブにて走った結果、オーバーヒートの兆候は無し、ピットイン後のアイドリングも低回転のままだった。
久々に42周台が踏めたのでハサミとキャブは使いようと感じた。