1/5ツーリングカーに使用するエンジンはG230や240が主流です。排気量は22.5ccで、ピストン径は32mm、ストロークは28mmとなっています。
これまでは排気量の大きなエンジンのバランスについて考えて来ましたが、22.5ccエンジンについてのバランスを調べて見たいと思います。
比較的走行距離の少ないG230エンジンを開けてみました。トップエンド(ピストン・シリンダー)はRS5仕様のものを使っています。
ピストンには、掃気側にピストンポートが開けられていて、内側は軽量化されています。
ピストン周りの重さは、29.4gです。MOTULオイルを使っているので、上面も綺麗です。
コンロッドの先端側の重量です。7.22gあります。
クランクシャフトのバランサー側の重量は9.04gです。
この事から、バランス率を計算して見ると44%程度です。
ノーマルピストンだともう少し重くなるので、バランスはもう少し落ちると思います。このエンジン、バランス率を55~60%台に変更して見ようと思います。