ヨーロッパのRCカー統括団体であるEFRAでは、2024年から1/5ツーリングカー(LSTC)SPORT classなるものが発表されている。

 新設された経緯は、エンジンモディファイによる著しい耐久性の低下やパーツコストで、当初は小径フライホイールファンの廃止の予定だったが却下となり、新クラスの設立となったようだ。これまでのシャーシはLSTC OPEN classとなり、継続中だ。

 

 また、昨今の為替変動が円安に傾いており、輸入パーツやタイヤ代が高騰してしまった為、自分としてもコスト削減が強いられている。

 消耗品であるタイヤ代を少しでも抑えたいので、普段の走行ではSPORT classで行って見よう。

 LSTC SPORT classは、ゼノア製の23cc純正エンジンの無改造(一部は認可)が前提となっているので、本日は中古パーツを組み合わせてノーマルエンジンを組み立ててみた。

 

 クランクケースとシャフトは純正の中古。ベアリングが1個ガリっていたので交換。ガスケット類はゼノア純正を使わなければならない。

 

 エンジンマニュアルの規定トルク65kだが、70kで締め上げる。

 

 G230RCの新品トップエンドkitがあったので、こいつを使用。ここのガスケットも純正指定となっている。

 

 規定トルクは70kだが、75kで締め上げた。

 

 変更可能なのは、エンジンとキャブ間のインシュレーター。電動スターター使用のためのスターターナットやファンカバー。

 小径フライホイールファンは使えない。

 

 当然の如く、純正エンジンの方がパワー感が落ちる為、タイヤへの負担も抑えられると思う。ギヤ比やセッティングを最適化すれば、21秒台での走行も可能かと思うので、夏用タイヤを購入したら走って見たいと思う。