先週から行っていますが、天候の影響や日没の関係から走行時間が少なく、ボチボチと進行。

 

 スロットルフィールの改善では、クラッチ関係とギヤ比が肝なのですが、クラッチシューやスプリング、ギヤの丁数を数多く取り揃える必要があります。

 これって、結構な金額が掛かるので、自分はエンジンパワーを上げることで解消しようとしています。しかも、安価で。

 低速からトルクフルに立ち上がれば、クラッチの繋がりを早く出来るし、高回転まで短時間で到達できれば、予備のギヤも少なくて済みます。

 先日のキャブ口径の話と関係があると思いますが、エンジンパワーを上げるには多くのガソリン混合気をエンジンに送り込む必要があるので、口径を大きくしたキャブにトライしました。(ガソリン流量を上げると、多くの空気が必要となる)

 尚、燃費が悪くなりますが、タンク容量は700ccもあるので30分近くは走られます。

 

 

 1800円で購入した中華WT-990キャブの口径を13.0mm→15.0mmにボアアップ。

 (ここで注意しなければならないのは、ワルボロ製WT-990は12.7mmなのだが、スロットルシャフトやバルブの断面積があるので、純粋な12.7mmの穴ではありません。これは、空気の流れを遮るので、実際の口径は12.7mm以下だと思います)

 

 自分は、特殊なスライス加工盤にて加工しました。ジェットノズルは、そのまま残してあります。

 見て判ると思いますが、Hノズルから噴射されたガソリンがモロにスロットルバルブやシャフトに引っ掛かると言う、チョット残念な構造。

 

 今日は、曇り天気で久々に午前中から走行可能でした。

 中華WT-990は低速のトルク感が薄く、高速が結構良いと思います。低速のトルクアップはLニ-ドルでガソリン流量アップで対処。同時にアイドリングも下がってしまうので、アップ対策で対応。

 

 走行後のニードル位置はこんな感じ。やっぱり、純正と較べるとガソリンの流量をアップさせたセットになる。L側は低速トルクの関係で強制的にリッチにしていますが。(これは純正で走っている方しかワカリマセンが)

 

 最高速は82㌔。

 

MAX・rpmは

 

 ビッグキャブ化しても調整は採れるし、パワー感も問題ないし、変なモタツキや濃い時に起こるボコボコ感も無かった。(モタツキ感は、ケイチューンさんのコースでは最低速まで戻している時間が短いからだと思います)

 

 次回は、本命のワルボロ純正キャブにてトライして見ようと思う。