エンジンRCカーの場合、動力源のエンジンも自分で触れるので、好き物には堪らない時間が味わえます。

 

 以前、ピストンに亀裂が入ってしまってエンジンが掛からなくなってしまいました。

 

 昨日、交換ピストンが入荷したので、本日は早速作業を行いました。

 前に、ビコーさんが貸してくれたピストンと同じで、上面が研磨されたものでした。仕方ないので、これで組みます。

 

 周辺パーツのピストンリング、ピンやニードルベアリング、クリップ等も一緒に交換となります。

 こちらは、以前DDMにて購入済み。

 

 腰下も開けて見ましたが、クランクシャフトは使えそう。しかし、ベアリングは手で廻すと、引っ掛かるポイントがあるので交換します。

 

 中級者レベルの方は各人でエンジンのメンテを行えると思うのですが、元の状態と同じように組めば一応はエンジンは掛かると思います。

 但し、レースでタイムを出したいとか、過酷な使用をするとか、となると其れなりのノウハウはあるようです。 レースの世界ではシークレットな分野なので、残念ながら丁寧には教えては頂けません。

 

 自分は、必ず液状ガスケットを使用してオイル漏れが出ない様にしています。これを使い出してから、これまでにオイル漏れはありません。

 アマゾンで300円です。

 

 また、圧縮比はガスケットの厚みで変更しますが、上死点時のスキッシュエリアのギャップをハンダで確認しています。数値は人それぞれで、この辺りもノウハウになっています。

 

 各種のボルトの締め付けトルクはメーカーから指定されています。

 手締めでも結構ですが、出来ればトルクレンチを使用した方が安心感があります。

 

 これまでに最も取り付けミスの多かったのが、キャブレターの取り付けベースとなるインシュレーターと、その下のガスケットの向き。

 吸入口の脇に小さな穴が見えますが、クランクケースとスルーの状態でないとエンジンが正常に廻りませんので注意が必要です。