明日はカレラカップ最終戦。今日のケイチューンでは、九州からの遠征組を含め多くのエントラントでごった返しておりました。

 そんな中、ひっそりとニューシャーシを購入した方が居ましたので拝見させて頂きました。

 

 1/5スケールのF1シャーシ。イタリアのGENIUS社製FR2と言うシャーシ。恐らくは国内で1台だけだと思います。

 

 これまではハンガリー製RS5社、フランス製FG社の2車種がレースに参戦しておりますが、こちらも来季は参戦の模様です。

 

 まずはフロントセクション。サスはWウッシュボーン・プッシュロッドタイプ。付け根はサスピン方式でキャスター調整は楽なようです。

 

 特徴的なモノダンパーシステムとインナータイプのスタビライザー。このスタビ方式は電動カーしかやったことの無い方は理解が難しいかもしれません。

 

 エンジンはセンターマウント方式でリヤデフまで複数のギヤを介します。

 

 クラッチシステムは1/8GPRにも使われているセンタックス方式。ゴイチF1では初めての採用です。

 

 リヤセクションです。

 

 左右のプッシュロッドからロッカーアームを介してダンパーに接続するオーソドックスなスタイル。アッパーアームは電動ツーリングと同様のボールエンドアームです。

 リヤスタビはウイング前に垂直に配置してあるトーションバータイプです。

 

 

 リヤウイングはカーボン製の翼断面タイプです。

 

 巨大なリヤディフーザーを配して、空力にも力を入れております。

 

 シャーシを裏側から見たところ。

 こちらも巨大なフロアースカートに圧倒されます。中央は一段抉られていてトンネル状となっています。ただ、エンジン排気がシャーシの真下に出ているのは負圧を打ち消している感じ。

 

 エンジンの吸気エアーボックスもカーボン製。

 

 内側もカーボン繊維が見られます。

 

 オーナー曰く、総額は70万円以上との事。年内完成予定だそうです。

 もうね、趣味の域を超えちゃっています。