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 本日、日本に初上陸したRS5 XT Touring Carに遭遇。2017仕様は国内に2台が陸揚げされ、既にエンジンを掛ければ走行可能な状態だ。本日はローンチ走行を兼ねたお披露目会が行われたので写真を撮らさせて頂いた。

 昨年仕様と異なるのは、カーボンコンポジットシャーシを止め、フラットシャーシWデッキ構造となった。他メーカーは金属シャーシなのに対し、分厚いカーボン板に大胆な肉抜き加工で積極的にシャーシロールを取り入れようとの試み。ただ、夏場のオーバーヒートは懸念されるが。
 Fサスアームの支点はアッパーがピロボール、ロワはシャフト支持。低重心の燃料タンクは新型となった。
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 リヤセクションのロワアームは新型だがアッパーは旧タイプと互換性があるようだ。ボールリンクの長さによりリヤトー角を変更する方法はRS5伝統の技。EPツーリングのXRAYーARS(アクティブリアサスペンション)が出る前から採用されていた。
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 シャーシ両サイドにはピッチング剛性を確保するため、シャーシ厚のサイドボーンが装着されている。
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 シャーシ下面を見ると、多くのネジが入っていない穴が開いているが、バラストウェイト装着用だ。
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 大雑把に見れば、電動ツーリングのシャーシを大きくしてエンジンを載せた感じだ。本日の走行は短時間だったが、ベテランテストドライバーは「リヤのトラクションが素晴らしい」、「これまで多くの新車をテストしたが、その中でもズバ抜けた可能性を秘めている」との声。その証拠に10分も走らせない内に21秒台へと突入していた

 ケイチューンではシェア率最大のRS5勢、この走りを見たら乗り換え組が増えそうな予感だ。