衆議院選挙の結果を受けて、中国外務省の林剣報道官は、9日の記者会見で、「日本の政権には、国際社会の懸念を無視せず直視し、軍国主義の過ちを繰り返さずに平和的な発展の道を歩み、中日間の4つの政治文書を順守し信義に背くことがないよう求める」と述べました。

そして、中国の対日政策について、「安定性と継続性を一貫して保っていて特定の選挙によって変わることはない」としたうえで、「日本側には改めて、高市氏の台湾に関する誤った発言を撤回し、実際の行動をもって中日関係の政治的な基礎を守る基本的な誠意を示すよう求める」と主張しました。

また、任期中に靖国神社に参拝するかどうか問われた高市総理大臣が、「同盟国や周辺諸国にしっかり理解を得て、お互いにその国のために亡くなった方々に敬意を払える環境をつくるのが私の目標だ」と述べたことについて、林報道官は「靖国神社などの重大な歴史問題において言動を慎み、過ちを繰り返してはいけない」と述べ、けん制しました。

中国は去年11月以降、いわゆる「台湾有事」をめぐる高市総理大臣の国会答弁に強く反発していて、歴史などを絡めて、「日本の軍国主義の復活を許さない」などとする主張を繰り返しています。