村上春樹 ダンス・ダンス・ダンス ダンス・ダンス・ダンス は、 上下巻。俗に言う春樹三部作の三作目『羊をめぐる冒険』の続編。また、作中の「僕」は『風の歌を聴け』の「僕」とも同一人物。他の村上作品同様様々な言語に翻訳されているが、日本人でないと感覚的にわかりづらい描写が多い所為か、海外での評価は今ひとつ。 やや抽象的・奇抜な表現や台詞の多かった前三作に比べて作風は変わり、活字の量も増え、物語性が増しているが、こうした点を歓迎すべき変化として肯定的に評価するか、『ノルウェイの森』以降の作者の言語的創造性の減退として見るかは、見解が分かれるところであろう。 一貫したテーマとして、資本主義が発達しすぎたことによる人々の多忙さ(五反田君)、家庭問題(ユキの一家)、そして村上作品に一貫したテーマである、空虚感と孤独が上げられる。 『ノルウェイの森』と同様に、『ダンス・ダンス・ダンス』とは歌のタイトルで、アメリカのバンド・ザ・ビーチ・ボーイズのヒットソングである。ただし、村上春樹本人はこの小説のタイトルの由来について、自身のエッセイの中で「どちらでもいいようなものだけど」と前置きしつつも、「ザ・デルズという黒人バンドの曲名から取った」と述べている。 因みにこの作品は英語にも翻訳されているが、未成年の飲酒・喫煙のシーンや、文化的に英語圏の人間にはわかりづらい箇所、ボーイ・ジョージに関する描写などが各々の理由からカットされている為、どこかちぐはぐな印象を受ける。 3日かけて、上下2巻を完読した。 平日の読書はちょっと重かったが それはさておき ダンス・ダンス・ダンス は、 心地よいセンテンスが 色々とちりばめられていて 読書の心地よさ(クスクス)を 実感した。・・・この年になって星