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アクションカメラといえばGoPro。

そう思っていた時期が俺にもあった。

実際、これまで使っていたのはGoPro HERO8 Black。バイクに取り付けて走行動画を撮る用途では特に不満もなく、アクションカメラなんてどれも似たようなものだと思っていた。

 

いい加減バッテリーがもたないな、、、

 

そんなところに導入したのがInsta360 Ace Pro 2である。

 

結論から言うと、Ace Pro 2は「アクションカメラとしての基本性能をひたすら高めたカメラ」というより、

撮影時の細かいストレスを潰して使いやすくしたカメラという印象が強い。

 

一方で、GoPro HERO8より明確にデカくて重い。

 

このあたりを含めて実際に使って感じたことをまとめる。

1/1.3インチセンサーを搭載し、最大8K/30fpsで撮影できる。

4Kなら120fpsまで対応しているので、普通に動画を撮るだけなら性能不足を感じることはまずない。

特に特徴的なのが2.5インチのフリップ式ディスプレイ。これも後述する。

 

本体サイズは71.9×52.2×38mm、重量は約182g。スペックだけ見るとコンパクトに思えるが、実物を持つと普通のGoPro系アクションカメラより一回り大きく感じる。

 

■■ 結論。かなり気に入った。ただしデカい ■■

 

まず結論。

 

かなり使いやすい。

 

画質についてはもちろん綺麗なのだが、個人的に気に入っているのはそこではない。

 

Ace Pro 2は、実際に撮影しているときに「あ、これ便利だな」と思うポイントが多い。

 

特に、

  • フリップ式モニター
  • 着脱式レンズガード
  • 大容量バッテリー
  • 純正プログリップ
  • 押しやすいシャッターボタン

 

このあたりが地味に効いてくる。

 

逆に最大の弱点はデカくて重いこと。

 

GoPro HERO8のような「とりあえず付けておく」感覚と比べると、Ace Pro 2はカメラとしての存在感がある。

 

ただし、その大きさと引き換えに得られる便利さも多い。

 

個人的には、多少大きくなっても便利さを取るならAce Pro 2でいいと思っている。

 

■■ GoPro HERO8から乗り換えて一番感じたのはバッテリー ■■

 

これは当たり前といえば当たり前なのだが、バッテリーがめちゃくちゃ持つ。

 

Ace Pro 2のバッテリー容量は1,800mAh。

 

対するGoPro HERO8 Blackは1,220mAh。

 

つまり容量だけ比較すると、

 

1,800mAh vs 1,220mAh

 

であり、Ace Pro 2のほうが約48%大容量である。

 

もちろんバッテリー容量だけで実際の撮影時間が決まるわけではない。

 

しかし実際に使っていても、HERO8からの乗り換えでは「まだバッテリー残ってるな」と感じる場面が明らかに増えた。

 

Ace Pro 2は公式測定で4K/30fps・Active HDRオン時に約112分。さらに条件を限定した長時間撮影モードでは最大180分という公称値もある。

 

そして充電も速い。

 

30W急速充電ならフル充電まで約47分。

 

アクションカメラは「撮影しようと思ったら電池がない」が一番面倒なので、ここが改善されているのは普通にありがたい。

 

 

 

■■ バリアングルモニター、いらないと思っていたけど便利 ■■

 

Ace Pro 2最大の特徴の一つがフリップ式の2.5インチタッチスクリーン。

 

正直、購入前は

 

「こんなの使うか?」

 

と思っていた。

 

ところが実際に使ってみると、意外と使う。

 

特に自撮り。

 

自分を撮影するときに画面をこちら側に向ければ、構図を確認しながら撮れる。

 

また、カメラを正面方向に向けて撮影するときにも便利。

 

個人的には、自分を撮影したり正面方向を撮る場合は、モニターを地面と水平に立てるような使い方がおすすめである。

 

撮影している自分から画面が見やすくなるので、構図を決めやすい。

 

「バリアングルなんて使わないだろ」と思っていた俺が普通に使っているので、これは完全に予想外だった。

 

 

 

 

■■ レンズ交換できるのは普通に良い ■■

 

Ace Pro 2はレンズガードを取り外して交換できる。

 

これも地味だが重要。

 

アクションカメラは落としたりぶつけたりする可能性が高い。

 

普通のカメラ以上にレンズ周辺を傷つける可能性がある。

 

そのときに本体ごと修理ではなく、レンズガードを交換できるのは精神的にかなり楽である。

 

「傷ついたら終わり」というカメラより、「傷ついたら交換すればいい」と思えるカメラのほうがガシガシ使いやすい。

 

アクションカメラなのだから、こういう設計は非常に相性がいい。

 

 

 

■■ 純正プログリップのシャッターが最高 ■■

 

個人的にかなり気に入っているのが純正プログリップ。

 

中でもシャッターボタンが最高である。

 

アクションカメラ本体のボタンには、一つ問題がある。

 

ボタンが固い。

 

もちろん誤操作防止という意味では仕方ない。

 

しかし片手でカメラを持ちながら撮影開始・停止をしようとすると、意外と力が必要になる。

 

その点、プログリップには押しやすいシャッターボタンがある。

 

これがめちゃくちゃ快適。

 

カメラ本体のボタンを指でグッと押し込む必要がなく、グリップを握ったまま自然にシャッターを切れる。

 

アクションカメラというより、普通のカメラに近い感覚で撮影できる。

 

Ace Pro 2を手持ちで使うなら、個人的にはかなりおすすめしたいアクセサリーである。

 

 

 

■■ デメリットは普通にデカい。そして重い ■■

 

ここは遠慮なく書いておきたい。

 

Ace Pro 2はデカい。

 

そして、

 

重い。

 

重量は約182g。

 

数字だけ見ると大したことがないように感じるが、GoPro HERO8のような小型アクションカメラから乗り換えると、手に持ったときの存在感がかなり違う。

 

特にヘルメットやバイクなどに取り付ける場合は、この差が効いてくる。

 

軽さ最優先ならGoPro系のほうが有利。

 

一方で、手持ち撮影や自撮り、モニター確認などを考えるとAce Pro 2の大きさには意味がある。

 

つまり、

 

小ささを取るか、使いやすさを取るか。

 

ここは完全にトレードオフである。

 

 

 

■■ 前作Ace Proから何が変わったのか ■■

 

前作Insta360 Ace ProからAce Pro 2になって大きく変わった部分は以下。

 

  • 8K動画が24fpsから30fpsへ
  • Active HDRが4K30fpsから4K60fpsへ
  • PureVideoが4K30fpsから4K60fpsへ
  • バッテリーが1,650mAhから1,800mAhへ
  • フリップ式モニターが2.4インチから2.5インチへ
  • 防水性能が10mから12mへ
  • レンズガードが着脱式に
  • AIチップを搭載
  • ウインドガードを搭載
  • 写真が48MPから50MPへ

 

特に動画撮影では4K60fpsのActive HDRとPureVideo対応が大きい。

 

単純なスペックアップというより、普段使う可能性が高い4K撮影周辺を強化したモデルと考えると分かりやすい。

 

■■ 同価格帯のアクションカメラと比較すると ■■

 

Ace Pro 2の立ち位置はかなり明確である。

 

GoPro系

 

  • 小型・軽量
  • マウント類が豊富
  • アクションカメラとしての完成度が高い
  • 本体が比較的コンパクト
  • モニターの自由度ではAce Pro 2が有利

 

DJI Osmo Action系

 

  • 強力な手ブレ補正
  • 前後ディスプレイ
  • 小型で扱いやすい
  • アクションカメラらしいシンプルさがある
  • マイクの連携が強い

 

Insta360 Ace Pro 2

 

  • 1/1.3インチセンサー
  • 8K30fps
  • 4K120fps
  • 2.5インチフリップ式モニター
  • 着脱式レンズガード
  • 大容量1,800mAhバッテリー
  • 強力な手ブレ補正
  • 360°水平維持

 

という感じ。

 

Ace Pro 2は「とにかく小さく軽く」という方向ではなく、撮影そのものを快適にする方向へ振っている。

 

 

 

■■ ウォーターマークの「LOVE」が恥ずかしい ■■

 

そして個人的に一つ言っておきたい。

 

写真に入るウォーターマーク。

 

デフォルトのやつ。

 

「LOVE」と可愛く書いてある。

 

いや、可愛いのは分かる。

 

分かるのだが、

 

普通に恥ずかしい。

 

アクションカメラで撮った写真に突然「LOVE」と入っていると、なんというか妙に主張が強い。

 

しかもカメラ自体はかなりゴツい。

 

ゴツいカメラで撮った写真に可愛らしい「LOVE」。

 

このギャップがすごい。

 

もちろん設定でウォーターマークを消せるので、個人的には最初に消しておくことをおすすめする。

 

■■ まとめ ■■

 

Insta360 Ace Pro 2は、GoPro HERO8から乗り換えてみるとかなり進化を感じるカメラだった。

 

特に良かったのは、

 

  • バッテリーがかなり長持ちする
  • 2.5インチフリップモニターが便利
  • レンズガードを交換できる
  • 純正プログリップのシャッターが使いやすい
  • 4K60fpsや8K30fpsなど撮影性能が高い
  • 手ブレ補正が強力
  • 水平維持が便利

 

このあたり。

 

一方で、

 

  • デカい
  • 重い
  • デフォルトの「LOVE」ウォーターマークが恥ずかしい

 

という欠点もある。

 

ただ、個人的にはデカさと重さを差し引いても使いやすさのほうが勝った。

 

特にGoPro HERO8のような旧世代アクションカメラから乗り換えるなら、バッテリー、ディスプレイ、画質、操作性のすべてで「今どきのアクションカメラになったな」と感じられる。

 

とにかく小さく軽いカメラが欲しい人には向かない。

 

しかし、

 

「アクションカメラでちゃんと構図を確認しながら撮りたい」

 

「手持ち撮影もしたい」

 

「バッテリー切れを減らしたい」

 

「GoProの固いボタンが嫌い」

 

という人なら、Ace Pro 2はかなりおすすめできる。

 

少なくとも俺は、GoPro HERO8に戻る気にはならない。

 

デカいけど、それ以上に便利だからである。