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SONY のヘンテコカメラであるQXシリーズからQX100がひょんなことから手に入ってしまった。


何の気なしにメルカリのオークションに入札してみたら

最低価格にもかかわらず落札してしまったのだ。


“いいね”していた23人はどこに行ったのだろうか。うんこでもしていたのだろうか。


とはいえ落札してしまったのでレビューしていこうと思う。

欲しかったし、いいのよ、うん、

妻には呆れられたけど。




■■ 製品スペック ■■


SONY DSC-QX100 はスマホと連携して使う「レンズスタイルカメラ」であり、1.0型センサーと F1.8–4.9 の Carl Zeiss Vario-Sonnar T* レンズを搭載したモデルである。



光学ズームは2.9倍、スマホとは Wi-Fi または NFC(非対応スマホもアプリ接続で利用可能)で連携する構造だ。

撮影した写真はスマホへ即転送でき、そのままSNSにアップロードできる点が特徴である。



■■ 結論(総評・どんな人におすすめか)■■


結論としてはDSC-QX100 は「スマホで運用しつつ、画質だけ一段上げたい人」に最適なカメラである。

スマホと連携することで撮った写真を直接スマホに保存できるため、SNSに投稿する写真のクオリティーは上がる。


昨今1インチセンサーを搭載したスマホは20万前後で発売されているものもあるが、

正直1インチセンサーを搭載したスマホは“カメラでっかち”になりがちだ。


そこで本製品。

スマホより大きい 1.0 型センサーがもたらす階調とボケ、いかにも“SONYの一昔前らしい味のある色味”が特徴的で、スマホ写真の延長線では得られない質感を手に入れられる。


ただし万能ではない。

もちろん単体でも使用は出来るのだが、


本体に画面がないので画角やピントがどこにあっているのが等、勘で撮影することになる。当然ぶれていることもある。

確認ができないのだ。


スマホと連動させて使うという選択肢を取らざるを得ないのならばスマホと一体化できるクリップの存在意義は大きい。

しかしそのアダプターがそもそもスマホのサイズ次第で装着できない問題がある。

特に私の使用している iPhone 16 Pro Max のような大型端末は幅が広すぎて純正クリップが入らない

自分は無理やり MagSafe 化して運用しているが、これも「カメラ本体だけ落ちる危険」があるため ストラップは必須 である。

https://amzn.asia/d/ikDXPjb

(因みにMagSafe化というのはこの商品にマグネット式のスマホリングを接着しただけ)




バッテリー持ちは正直悪い。ここは割り切りが必要だが、本体がコンパクトなおかげで 



レンズケースにすっぽり入る携帯性の高さ は魅力である。




■■ QX10・QX1 との相違点(箇条書き)■■


● QX10 との違い

QX100 は 1.0 型大型センサーを搭載(QX10 は 1/2.3 型)

レンズの明るさが段違い(F1.8–4.9)

画質は別物で、暗所性能・階調ともに大幅向上

サイズと重量は QX100 の方が大きく重い

価格帯も QX100 の方が上位モデル


● QX1 との違い

QX1 はレンズ交換式、QX100 は固定式ズーム

QX1 の方がセンサー大(APS-C)で画質ポテンシャルはさらに高い

ただし QX1 はレンズ選択も必要で携行性が下がる

QX100 はレンズ込みでコンパクト、運用のシンプルさは上

QX1 にはポップアップフラッシュあり、QX100 にはなし


● 省かれた/逆に搭載されている点

QX100 は RAW 非対応(撮影は JPEG のみ)

手ブレ補正は光学式だが性能は現代基準では控えめ

ただし “スマホへ即転送できる利便性” はシリーズ共通で継承

QX100 はレンズ品質とセンサーサイズ重視の設計で、動画性能などは控えめ



■■ 実際に使って感じたポイント(注意点含む)■■


● アダプター問題:大型スマホはほぼアウト

公式アダプターは幅が決まっており、

iPhone 16 Pro Max は物理的に入りきらない

これは現代スマホ全体が大型化したこともあり、QXシリーズ共通の弱点である。MagSafe 運用で解決したが、磁力だけでは不安が残るためストラップは必須装備。




● 画質は“QX100らしい味”が出る

色味は少し渋く、コントラスト高めのいかにも一昔前の SONY らしい写りだが、これが逆に味がある。

最高にエモいってやつだ。

スマホに即転送されるので、iPhone 側で細かく色味調整 → 即SNS投稿という現代的なワークフローに完全対応している。

見た目は古いが中身の使い勝手はむしろ今でも通用する。

写真の作例を貼ろうかと思ったがそもそもアップロード段階で画質が落ちるので一昔前のコンデジを想像してほしい。

ただこの撮った写真についてもiPhoneやお手持ちのスマホで調整できることを強調しておく。

センサーサイズが大きいので暗所でのノイズ

● バッテリー持ちは正直悪い

これはシリーズの宿命であり、連続撮影や動画利用には向かない。モバイルバッテリー必携である。

しかもmicro USBときた、やれやれだ。

100均にtypeC→MicroUSBの変換アダプタがあるので携帯する。




■■ まとめ ■■


DSC-QX100 は、

“スマホカメラの階級をひとつ上げる”

という役割において、QX100 は唯一無二の存在である。