漢方の処方を決定するには、まずは患者さんの「証」(しょう)を診なければなりません。
「証」ってなんじゃ?と思われるでしょうが、これが漢方処方のキモになります。
「証」が決まらないと、漢方の処方は決まりません。
「陰」「陽」「虚」「実」「気」「血」「水」「病期」そして大切なのは「診察所見」・・・・・
陰とか陽とか、なんかもう読む気もしないと思います。
どんな漢方の本でも最初にこれらが出てくるので、わたしも何度かめげて、結局は最初の数ページしか読まず・・・の本が何冊も本棚にあります。ここの部分は本を読んでも特に面白くもないですし、西洋医学を普通に習ってきた者としては、かなり胡散臭く感じられる部分でもあります。
そこでものすごく簡単に説明すると、「体が強いか、弱いか」「血のめぐりが悪いかどうか(月経に不随する症状があるやなしや」「エネルギー(気)の流れが悪そうかどうか」「水が貯まっているかどうか」「体の中(胃のあたり)が冷えるか、それと背中や手足か・・・・」「病気の原因となるモノが体の表面にいるのか、中に入っているのか」などなど、そして腹診、脈診、舌診(お腹とか、脈、舌を診ること)から、その人の現在の「証」というのを判断していきます。
もちろん、普通の医学的な「病名」というのも大切な判断材料です。
例えば、「頭痛」を主訴におみえになった方がおられます。
頭痛に使う漢方、代表的なゴシュウユトウ、チョウトウサン、ハンパクテンマトウ、センキュウチャチョウチョウサン・・・なんかがまずは頭に浮かべつつ鑑別していくことになります。
患者さんはさらに手足、お腹の冷えも訴えられています。
そうすると、その中でもゴシュウトウ、ニンジントウ・・・・などが候補にあがってきます。
さらに聞いていくと、のぼせがあると・・・・
う~ん。。。。
腹診ではニンジントウの「証」で間違いない。
(ニンジントウという処方を用いる様なお腹の所見)
では、ニンジントウをベースにケイシを加えてみるか。
でも、これだと手足の冷えはイマイチ取れないし・・・・
そこでさらにブシを加えてみよう。
で、ニンジントウに、ケイシ、ブシを加えたその人のオリジナル処方が出来上がりました。
さらに胃がポチャポチャしている、など「水」に関する症状があれば、ブクリョウを加えます。これでまだお腹が冷える場合は次はゴシュウユを加えてみよう、と考えるわけです。
まずこの方は「頭痛」でお見えになりました。西洋医学的な考えではここ(ずつう・・・だな!)でほぼ処方は決定してしまいます。しかし、さらに「漢方」的な目でみれば、胃の冷え、手足の冷え、胃の中に水が貯まっている、さらにはのぼせがある・・・・などの症状に、腹診、脈診、舌診などより得た情報で細かく処方を組み立てることが出来るのです。
西洋医学的にのみ選択された漢方と、そこにさらに東洋医学的な考えを加えて選択した漢方では結果として大きな違いがあり、「効く」、「効かない」ということにまでなってくるのです。
「証」ってなんじゃ?と思われるでしょうが、これが漢方処方のキモになります。
「証」が決まらないと、漢方の処方は決まりません。
「陰」「陽」「虚」「実」「気」「血」「水」「病期」そして大切なのは「診察所見」・・・・・
陰とか陽とか、なんかもう読む気もしないと思います。
どんな漢方の本でも最初にこれらが出てくるので、わたしも何度かめげて、結局は最初の数ページしか読まず・・・の本が何冊も本棚にあります。ここの部分は本を読んでも特に面白くもないですし、西洋医学を普通に習ってきた者としては、かなり胡散臭く感じられる部分でもあります。
そこでものすごく簡単に説明すると、「体が強いか、弱いか」「血のめぐりが悪いかどうか(月経に不随する症状があるやなしや」「エネルギー(気)の流れが悪そうかどうか」「水が貯まっているかどうか」「体の中(胃のあたり)が冷えるか、それと背中や手足か・・・・」「病気の原因となるモノが体の表面にいるのか、中に入っているのか」などなど、そして腹診、脈診、舌診(お腹とか、脈、舌を診ること)から、その人の現在の「証」というのを判断していきます。
もちろん、普通の医学的な「病名」というのも大切な判断材料です。
例えば、「頭痛」を主訴におみえになった方がおられます。
頭痛に使う漢方、代表的なゴシュウユトウ、チョウトウサン、ハンパクテンマトウ、センキュウチャチョウチョウサン・・・なんかがまずは頭に浮かべつつ鑑別していくことになります。
患者さんはさらに手足、お腹の冷えも訴えられています。
そうすると、その中でもゴシュウトウ、ニンジントウ・・・・などが候補にあがってきます。
さらに聞いていくと、のぼせがあると・・・・
う~ん。。。。
腹診ではニンジントウの「証」で間違いない。
(ニンジントウという処方を用いる様なお腹の所見)
では、ニンジントウをベースにケイシを加えてみるか。
でも、これだと手足の冷えはイマイチ取れないし・・・・
そこでさらにブシを加えてみよう。
で、ニンジントウに、ケイシ、ブシを加えたその人のオリジナル処方が出来上がりました。
さらに胃がポチャポチャしている、など「水」に関する症状があれば、ブクリョウを加えます。これでまだお腹が冷える場合は次はゴシュウユを加えてみよう、と考えるわけです。
まずこの方は「頭痛」でお見えになりました。西洋医学的な考えではここ(ずつう・・・だな!)でほぼ処方は決定してしまいます。しかし、さらに「漢方」的な目でみれば、胃の冷え、手足の冷え、胃の中に水が貯まっている、さらにはのぼせがある・・・・などの症状に、腹診、脈診、舌診などより得た情報で細かく処方を組み立てることが出来るのです。
西洋医学的にのみ選択された漢方と、そこにさらに東洋医学的な考えを加えて選択した漢方では結果として大きな違いがあり、「効く」、「効かない」ということにまでなってくるのです。