先週の今頃、祖父母宅で飼っている犬の一匹が、旅立ってしまいました。
亡くなったチャビは16歳と6ヶ月。人間でいうと82歳。大往生でした。
4年前に心臓病が発覚し、余命2年と言われた中、がんばって4年も生きてくれました。
私が小学生の頃から飼っていました。
とても賢い子で、私の運動会に来たときは、集団の中から私を見つけ、駆け寄ってきてくれたこともありました。
晩年は、あまり動けないながらも、黙って私に体を寄せて、心をあっためてくれました。
土曜日、祖母から連絡があり、病院に付き添いました。
結果、「今夜か明日の朝までだろう」と言われ、苦しまないで逝けるように、と注射を打ってもらいました。
その後、家族で集まりました。
うつろな瞳で、苦しそうに横たわるチャビ。
最期だなんて思いたくなくて、何もいえなかった。
まだ祖父が帰っていなかったので、
「おじいちゃんにもおかえりって言ってあげるんだよ」 としか言えませんでした。
私たちが自宅に帰宅した後、祖父も帰ってきて、しばらくして眠るように逝ったそうです。
ずっと覚悟をしていたけど、すごく寂しかったです。
遺体は冷たく固い体だけど、なんだか眠っているようで、いつでも息をしそうな気さえしました。
翌日、火葬をしに行きました。
祖母の友人ご夫婦のお寺で、火葬車を呼んで行いました。
住職夫婦も火葬に立ち会ってくれました。
火葬車に入れる前に、相棒のホープをチャビの遺体の傍に連れて行きました。
でも、においを嗅ぐなりすぐに離れていきました。
いつもとにおいが違ったんでしょう。
火葬車に乗せて、お花を供えてあげました。
最後に皆一言ずつ言っています。
私はどうしても「さよなら」とは言いたくなくて、「またね。」と言いました。
またいつか、どんな形で、お互いにどんな姿で出会うかはわからないけど、またいつか会えると信じて。
火葬を始めると、住職はお経を唱え、隣にいたクリスチャンの祖父は「アーメン」と唱えました。
なんともシュール。
悲しいはずなのに、なんだかおかしかったです。
いったいチャビは、どこの天国に行くのだろうと。
どんな天国に行くかはわからないけど、チャビが天国と思う場所に行けたらいいな。
こんなに皆に祈ってもらえるなんて、幸せ者だな。
火葬をしている間は、住職の家で過ごしました。
この家には、うちの犬の親戚にあたる犬がいます。
その犬と遊んだり、ご夫婦とチャビの生前の話をして過ごしました。
この家の犬は親戚犬とあって、亡くなった犬とも顔が似ています。
その犬たちはとても若くて、躍動感のある動きをしています。
その姿を見ていると、チャビも昔はこうだったな。ゆっくり時間をかけて、年を重ねていったんだな。
と、納得することができました。
意外にも明るい気持ちで過ごすことができました。
遺骨を受け取って、祖父母の家に帰りました。
寂しいけど、いいお別れの仕方ができてよかった。と思いました。
私もそうして欲しい!と思った位。
残された犬、ホープがチャビを探す姿はなんだか切ないけど、その分いっぱいかわいがってあげようと思います。
そして、チャビの姿が見えないのは寂しいけど、もうお別れしなくていいというのは、かえってほっとしています。
そうそう、その週末はちょうど、遠くから彼氏が来ている日でした。
お出かけする予定があったにも関わらず、危篤とわかってからは予定を変更して祖父母宅や動物病院に付き合ってくれました。
翌日、私が犬の火葬に立ち会いたいというと、快く了承してくれました。
なので、新幹線の駅まで送ってあげることもできず・・・
結局、せっかくきてくれたのにデートらしいことは全くできず、私が犬と過ごす時間を作ってくれました。
申し訳なかった。
でもこれは、チャビが彼の優しさを教えてくれて、後押ししてくれたのかしら。
なんて考えてしまったりして。
そんなこんなで、少し寂しいけれど、素敵なお別れができてよかったな。