帰ってきて、
脈絡なくもなく、意味もなく
テレビのリモコンを
押す。
カーテンをしめ、
世界から自分を切り離す。
誰の目も届かない
閉ざされたカーテンは僕を一人。
一時的に、落ち着かせてくれる。
安らぎを与える。
悩んだことや、苦しいことは一瞬なくなったように感じるけど、
再びカーテンを開ける勇気はだんだんしぼんで、開けることへの不安だけがだんだん大きくなる。
ずーっと開けないと、ますます不安は増えていく。
散らかって、見られたくないもの。
かっこ悪い自分。
惨めな自分。
みられないということは、
カーテンの外もどうなっているかわからないということ。
一人でもんもんと考えるところに世界が
あることには気づく。
でも
外にでて、
誰かと会って、
誰かと話し、
誰かとケンカして、
誰かと恋して、
誰かと寄り添って、
世界がどんな形で、どんな匂いで、
どんな触感で、どんな色で。。
ほんとうの世界があることに気づく。
ぼやけているけど、なんとなく輪郭がみえる。重さも感じる。
でなかった答えを持っている人がいる。
『人と出会うところから、
世界は生まれるよ。』
もう、十分。気持ちは休んだよね。
カーテンをサーッとあけて、
風をとりこんで
陽射しで温めて
「世界」に会いにいこう。


