そうであって欲しい。
けど、やっぱり
あの数秒間の事
ずーっと引きずっています…。
先生に連絡した時のこと。
予め用意していた
連れて行く前の睡眠薬みたいな薬。
泣きながら震えながら
胃ろうに最後のご飯と一緒に注入。
ゴロゴロゴロゴロ…
気持ち良さそうに膝枕。
その薬は1時間くらいで抜けるそうで
30分経っても寝てくれなくて
連れて行く時は
不安にさせてしまった。
いつものキャリーじゃなくて
大きめのカゴに毛布を被せて
左手でずーっと撫でながら運転した。
暴れずに毛布の下に潜ってたね。
麻酔する時の注射は
痛かったよね。
足に刺された注射針に管が通ってて
麻酔薬?流す時
うまくいかなかったみたいで
腕に刺し直し
また痛い思いをさせてしまった。
いざ、最初の薬を流した時、
私の思っていた麻酔とは違った。
眠るように
とは、いかなかった。
ご立腹中なモフ子嬢
フゥ〜と唸っていた声が
薬を流してすぐ途絶え
身体は電気が走ったみたいに
大きくうねり心臓辺りが痙攣し
瞳孔が開いた。
思わず私は両手で瞼を押さえた。
ほんの数秒で動かなくなった。
そして2つ目の薬が流し込まれ
完全に死なせてしまった。
時間外だった院内はすごく静かで
しばらく声をあげて泣いていた。
安楽死を選択したのも自分
そのタイミングを決めたのも自分
安楽死をお考え方
覚悟して、よく考えて
選択ください。