久しぶりの更新です。


モフ子嬢は、




ピンクになりました。



もふもふファーバッグ




毛玉と髭と爪と、

火葬時に唯一残っていた歯を入れて


もふもふポーチ




2023年5月8日に見送りました。
口腔扁平上皮癌でした。
発覚してから3ヶ月ちょっと。
お互いしんどくて辛く、そして最も濃密な期間だったなぁ、と思います。
モフ子嬢が居なくなって3ヶ月、初盆か。

私は安楽死を選択しました。
正直まだまだ生きる余力はあったと思います。
でもこの時の私は、日々そばで看てて、早くこの苦痛から解放してあげたいという気持ちの方が大きく、出来ればモフ子嬢自身が幸せな気持ちの時に見送りたいと考えるようになっていました。なので、タイミングとしては時期尚早だったと思います。やはり一番堪えたのは決断の日でしたけどね。今まで大事に大事に、モフ子ファーストの生活を過ごして来て、それを自ら終わらせてしまうのですから。

最初に見つけた左下顎の腫れは徐々に拡がって眼球を圧迫、口からの出血は溢れるようになり…。時折襲ってくる激痛に掻きむしりたくなる。エリカラしてるからそれも出来ず。心身ともに弱っていく姿を最期まで寄り添う事は出来ませんでした。むしろ早くそこから解放させたいと思いました。

幸せな気持ちになるために、やって良かった事

①空腹を満たす

口腔扁平上皮癌になると、食べたくても痛くて食べられなくなります。そして痩せていきます。モフ子嬢には体力があるうちに胃ろう手術を受けました。胃ろうチューブしても同時に口から食べることも出来ます。モフ子嬢は一切口にしませんでしたが、胃が満たされるとゴロゴロと喜んでいるようでした。コレはホントにやって良かった事です。経鼻や食道チューブと比べて管は太いので、ドライフードをミルサーして水を加えたものを注入していました。不思議なことに最後まで全く吐くことはありませんでした。あんなによく吐いてたのに。水分もしっかり摂れて💩も立派で…。


ラウズ…モフ子好みではありませんでしたがタンパク質40%以上、脂質、リン控えめと与える側にとっては理想的なご飯。コレがメインフードでした。


②活性化リンパ球療法

四国内では徳島と高知の病院でしかやってません。一番近い徳島の病院へ片道高速使って1時間半くらいかけて行きました。10mlほど採血、その中のリンパ球を2週間培養して1000倍に増やしたものを体内に戻す、というものです。副作用がなく鎮痛作用があり、多幸感が得られるそうです。モフ子嬢は計3回しました。先生曰く、1回目は平均の1/10くらいしか増えなかったとの事、2回目は1/3、3回目は平均並にまで増えていた、と。コレは胃ろうでしっかり栄養摂って体力が付いたからかもしれません。しかし…この間にモフ子嬢は精神崩壊となり触られるのが嫌で発狂するようになっており、3回目は相当暴れて、先生の腕は傷だらけに…。結局3回目が最後となりました。確かに2回目以降あたりから掻きむしる事がなくなったような気がします。3回目が終わって、私もなんか吹っ切れて、部屋が汚れてもいいや、とエリカラを外しました。




③ずーっと一緒に過ごした10日間

GWは覚悟を決めた10日間でした。時間に追われる事なくずーっと一緒に過ごす。とても穏やかな日々でした。垂れてきたヨダレをこまめに拭き取り口周りの汚れがキレイになりました。ブラッシングは特にとても喜んで。トイレが間に合わない時が何度かあったのでもう一つ用意して。💩はいつもの場所でしてましたね。トイレ出たらすぐに爪研ぎ出来るようにダンボールくっ付けて置いたり。この期間は発狂せずそばで寝るようになり、私が起きるとモフ子嬢も起きてスタンバイしてました。今までの苦労が報われたような、お互い久々の幸せな時間でした。

ちょっとアレンジしてブラッシングしやすくしました

しかしながら、口からの出血が多くなった、というか溢れるようになりました。たくさん用意していたティッシュやコットンはみるみる無くなって。

今はバキソやリンパ球が痛みに対抗してくれているようだけど…次のステージに上がったら、更に過酷な事になるのでしょう。GW明けになると、こんなにずーっと一緒に居られない。また発狂しだしたら?この幸せな穏やかな気持ちは?

今しかない。
私は病院に連絡しました。