宮本  輝 氏の小説『約束の冬』を再読しています。📖📖

 

 

 

 

主人公のひとり、氷見留美子は、十年前に、路上で、突然、見知らぬ少年から奇妙な求婚を告げる手紙を貰います。


「十年後の十二月五日の朝、地図に示したところでお待ちしています。お天気が良ければ☀️、ここでたくさんの小さな蜘蛛が飛び立つのが見られるはずです。ぼくはそのとき、あなたに結婚を申し込むつもりです。🎯」


そんな奇妙な『約束』の手紙✉️の話しから、物語は始まります。📖📖


そして、

物語の中にもたびたび登場する、「・・・小さな蜘蛛が飛び立つのが見られるはずです。」

『飛行蜘蛛(雪迎え)』の話し📖📖


この作品は、今から二十年以上も前に産経新聞朝刊に連載をされたもので、作者は単行本刊行の際の〝あとがき〟に、


日本人の民度の低下「おとなの幼稚化」について(嘆いて)語っていました。❔❔❓️🐤


〝民度〟とは、実は辞書にも掲載されていない曖昧な造語で、「民度が高い」と云う形容が良いことを現す表現であることは分かるのですが、


では、その基準は❔、尺度は❓️と云うと明確ではありませんネ。❔🤗


では、作者はどんな事象に対して、〝民度の低下〟「おとなの幼稚化」を嘆いているのでしょうか❔❔❓️🐤


物語の中で、主人公や登場人物が語る数々の言葉や思いから、作者の真意を探ろうと再読しています。📖📖


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先日(2/9)2月の定期受診に行って参りました。👀


いつも通りの血液検査❔🤗


オミクロン株の蔓延拡大にも関わらず、病院は相変わらず混んで下りました。❕❔


採血室では、父親の膝に抱えられた小さな男の子👦が、採血(針)を嫌がって、検査技師さんを手こずらしていました。❔❔❓️🐤


何処が悪くて検査を行わなければ成らないのかは分かりませんが・・・、


世の中がどんな状況下になろうとも、


人々の日々の暮らしは、然程大きく変わることなく、その日も過ぎようとして下りました。❔🤗


そして、

わたし自身も、維持療法29クール目に進めました。


主治医Drからは、やはりいつも通りの

「薬💊を飲んで居て、変わったことはない❔」


の確認の言葉


わたしが「大丈夫です。❕❔」と答えると、


安心したような硬い微笑みの顔を向けて


「じゃあ、引き続きお薬💊飲んで行きましょう。❔❔❓️」


と云う主治医Drの言葉で、ものの5分も費やさずに診察は終了します。❔🤗


まあ、とにかく現時点では、変化の無いことが何よりなのですが・・・、


この先も、〝無治療に移行する〟等のサプライズは無いものなのでしょうかネ・・・❔


毎回通院のたびに、そんなことをちょっとだけ期待している自分が居ることを・・・、


感じて下る昨今です。🎯(😵笑い)


🌸🐤📖✏️🌸🐤📖✏️🌸🐤📖✏️🌸🐤📖✏️


🎵重い足でぬかるむ道を来た

トゲのある藪をかき分けてきた~🎶

食べられそうな全てを食べた🎵


🎵長いトンネルをくぐり抜けた時

見慣れない色に包まれていった~🎶

実はまだ始まったとこだった🎵


「どうでもいい」とか

そんな言葉で汚れた心    今放て~🎶


🎵春の歌    愛と希望より前に響く

聞こえるか❔    遠い空に映る君にも~🎶


🎵平気な顔でかなり無理してたこと

叫びたいのに懸命に微笑んだこと~🎶

朝の光にさらされていく🎵


忘れかけた

本当は忘れたくない    君の名をなぞる~✴️


🎵春の歌    愛も希望もつくりはじめる

遮るな    何処までも続くこの道~🎶


🎵歩いていくよ    サル🐒のままで孤り

幻じゃなく    歩いていく~🎶


🎵春の歌    愛と希望より前に響く

聞こえるか❔    遠い空に映る君にも~🎶


🎵春の歌    愛も希望もつくりはじめる

遮るな    何処までも続くこの道を~🎶✨


(作詞・作曲    草野  正宗      唄    スピッツ)

 

 

小学生のときに、学校の授業の一環で、


秋になると🐤鳥の巣箱造りを行い、それぞれの巣箱を持って、近隣の山林に(巣箱)掛けに出掛けました。👀



実は、(これは後になってから知ったことなんですが)巣箱を利用してくれる🐤鳥の種類は、それほど多くはなく、❔🤗

皆で掛けた巣箱のほとんどは空き家🏚️で、

翌年の春🌸を迎えてしまっていたようです。

しかしその時は、
そんなこととは露知らず、わたしたちは一生懸命になって、手作りの巣箱を自身で選んだ樹木に、銘々に針金を用いて括り付けて行きました。👀🐤

巣箱を利用する🐤鳥は、スズメや四十雀、ヤマガラ、椋鳥などのごく一部です。❔

これらは、〝留鳥〟と呼ばれる通年を同じ場所で過ごす鳥たちで、

秋から冬に掛けて、気に入った塒(ねぐら)を探して(普通はキツツキやコゲラが開けた樹そうの穴等を使います。)、ひと冬を過ごすと、

翌年の春に、求愛期を迎え繁殖のための営巣を始めます。🐤🌸


自分で造った巣箱から、新たな生命(鳥のヒナたち)が飛び立つ瞬間を想像するだけで、


その時(小学生のわたしたちが感じた)のワクワク感は、今でも昨日のように覚えています。👀🐤


春はそこまでやって来ていますネ。❔❔❓️🐤


🍓🍊🍎🍌🍓🍊🍎🍌🍓🍊🍎🍌🍓🍊🍎🍌


今夜😃🌃の大河、いよいよ上総広常(演じ:佐藤浩市さん)の登壇ですね。❔🤗


個人的には、広常はマフィアの親分的性格の人物と思っているのですが・・・、


『キングダム』の野盗軍団の長〝桓騎〟を彷彿させるような存在とか❔❔❓️


さてさて、どのような演出が成されるかが楽しみです。❔🤗



宮本氏の小説『約束の冬』には、主人公初め多くの登場人物が、皆それぞれに何らかの〝約束〟を心に秘めて登場して来ます。


そしてそれらの約束は、

果たせないままにその人や相手側の人物が居なくなってしまったり、違った形に擦り代わってしまったりしますが、


物語を一環して貫いているテーマは、そんな登場人物が心に秘めている〝約束〟を、決して忘れることなく、誰かが累々と受け継ぎながらでも、果たすことを誓いながら(承継)、過去と未來を繋ぐ(蜘蛛の糸)のような、〝目標〟を原動力として、前が見えない現在を生きて行くためのマイルストーンの代わりしているように描かれています。👀📖📖


そして、

主人公は、十年前に手渡された手紙の通りに、

たくさんの小さな蜘蛛が飛び立つ様を見る👀ために、約束の場所を訪ねることでしょうと云う


希望的記述で、物語は終わります。📖📖✏️


わたしも現在、ひとつの〝約束〟を胸に秘めながら、病気と対峙しています。


(家族のために、絶対に生きる。)と云う


それは、ひとつの〝目標〟でもある訳なのですが、十年後にその〝約束〟が果たせた時に、


そこに何かがある訳ではないのですが、


とにかく生きて行きましょう。❔🤗


デワ😵。🎯