・・・といっても、実は私、テレビドラマを見ない方です。
“事実は小説より奇なり”という言葉がありますが、
実生活における“人間ドラマ”が好きですね。
先日、舞姫様のブログに訪れた際に、
私は、ある記事に、とても強く心を打たれました。
12月13日の『やってまいましたわ・・・』という記事です。
詳しい内容は、ご本人の記事をご参照頂くと致しまして、
中学生が、下手すると『殺人罪』を起こす可能性があったものを、
自らの体を張って、防いだというお話です。
それはそれは、大変な傷を負って・・・。
(※舞姫さまの記事は→こちら )
この記事を読んだ後で、
教育現場で、今は下火になったように見える“いじめ問題”の、
現在の姿を垣間見れる、エピソードを思い出しました。
ある日、私のところに、1通のメールが届きました。
(プライバシー保護のため、一部加筆・省略致します。)
とても重要な相談事があります。
(メールをしたのは)ひとりの命に関わるかもしれない問題であり、
自分にも何かやれることがあればと思ったためです。
同じクラスメイトの一人の女子なのですが、
体が悪く、学校に来れたとしても、授業1時間しか参加することが出来ないようです。
友人は結構いるのですが、相談できていないと思います。
僕は割りと仲の良いほうなので、体調について「大丈夫?」と話しかけるのですが、
辛そうな笑顔で「うん、平気」と答えるだけです。
ちょっと前には、些細なことを言われて泣き出してしまったり、
具合が悪いのか、授業中に突然、教室から出て行ったりしたこともあり、
(見るからに)精神的にも肉体的にも、とてもキツそうな状態でした。
まわりのクラスメイトは、余り気にしていないどころか、異常者呼ばわりしています・・・。
そして今日、噂ですが、その女子が自殺しようとしたというのです。
「もしかしたら、死んでしまうかもしれない。」
そう考えると、自分も何か出来ることをしたいと思い、
色々考えてみたのですが、どうしたら良いのか、よくわかりません。
また、いくら仲が良い相手だと言っても、
変なことを言ってしまえば、逆に彼女を追い詰めてしまうかもしれません。
意見を聞かせて下さい。
他の人の意見も聞いて考えたいと思います。
もう誰も、自分のような想いをさせたくありません。
出来れば早めにお願いします。
いつ死んでしまうかわからないので・・・。
忙しいとは思いますが、よろしくお願いします。
現在、中学3年生の、この生徒は、
実は、小学校時代に“いじめ”を受けたことがあり、
親子での、壮絶な戦いを経験しております。
振り返ってみれば、
私も過去記事で、“自ら命を絶った子”の思い出を書いたことがありました。
(※過去記事は→ こちら )
自殺の遠因は、1年生の頃の不登校が原因で、
2年生から私の勤務していた塾に通い始め、オール3以上になり、
3年生になって、オール4以上になったものの、
札幌の上位高校に入るためには、1年生の時の成績が足を引っ張っていたから・・・
というのが、そのひとつだったと思っております。
みんなに愛されていたはずの彼女を、不登校に追いやったものは何か?
推測の域を出ませんが、
もし、人間の世界から、“人を積極的に傷つける”という“心”が抑えられ、
“人を積極的に思いやる”という“心”が広がれば、きっと救われる命が増えると思うのです。
この問題、きわめて身近な人たち、
例えば、両親などの家族や親友が、
普段から彼女の話を聞いてあげるなどして、
心の支えになってあげる必要がありますね。
また、教室での彼女の様子を読んだ限りでは、
専門のカウンセラーに、心の治療を受ける必要があるかも知れません。
彼女自身は、とても頑張っています。
なんとかしようと、必死にもがいているはずです。
それは、理解してあげて下さいね。
これが、こちら側が彼女に接する際の、大前提になります。
“頑張っている人”に、「頑張れ!」と言っても、苦しめるだけです。
「頑張っているのに、私は“ダメ”なんだよ!」と、追い込む形になるからです。
「無理しなくていいんだよ。具合悪い時は、学校を休んでも悪くないんだから。
自分が苦しくないペースで進めばいいんだよ。」
というように、言ってあげるのが肝心です。
通常の励ましは禁句ですよ。
本人に“無理させない”
ことが大切なのです。
<中略>
おそらく、自殺未遂は、自分で自分を追い込んだ結果です。
もしかしたら、“変人”扱いされたのが、引き金になったのかも知れませんね。
ただ、それによって、彼女のご両親は、
彼女の症状を深刻に知るきっかけになっただろうし、
彼女の悪口を言った人たちには、
強く反省を促す結果にもなったでしょう。
○○君は、彼女の良き“理解者”になることです。
彼女に会った時は、
彼女の“命”を、心から大切に思っている人として、接するしかありません。
“励まし”ではなく、心の負担を一緒に“肩代わり”してあげる気持ちで・・・。
<中略>
彼女の病は、おそらく、周りの人たちが支えてあげないと、回復出来ない病気でしょう。
時間も掛かります。
接する時間は、足りないかもしれません。
でも、長い目でみてあげて、
○○君が、この限られた時間の中で、出来る限りのことをしてあげるのが大切ですね。
○○君には、頑張って欲しい!
何か不明な点や、分からないことがあれば、またメール下さいね。
専門医の知り合いはいないけど、
専門的に勉強している友人が2人いるので、
本当は、相談してから、返信したかったです。
上記の回答が、正しかったかどうかは、今でも分かりませんが、
このときは、中学生らしからぬ、丁寧なお礼のメールを頂きました。
本人から、“くれぐれも”と念を押されたのは、
自分の両親には秘密に・・・ということでしたので、
2人きりの時にだけ、話題にしていました。
あの後、彼は、彼女が学校に来たとき、普段と変わらない、
他の人と同じような話しかけ方をしたそうで、
以降、彼女が来るたびに、自分から積極的に声を掛けていたようです。
現在は、体調も安定してきて、
1週間、ちゃんと学校に来れることが多くなったそうです。
そんな時期に、彼から、
「まだまだ完全には体が治ってはいませんが、
精神的には、もう大丈夫だと思います。
色々アドバイスを頂き、ありがとうございました!」
というメールが届きました。
これから、“受験”という試練が待ち構えているので、
実は、まだまだ安心しておりません。
これから、あの悲しい出来事の起こった時期を迎えるとなると・・・。
私は今まで、恥ずかしながら、
舞姫様ほど、体を張って、子どもの育成に戦ってこなかったかも知れません。
ただ、そのお姿を拝見して、
これから、もっと深く戦う決意を固めたつもりでおります。
舞姫様、ありがとうございます!
怪我のご養生を、しっかりなさって下さいね。
最後に、長い記事を、ここまで読んで下さった皆様へ、
駄文・乱文にお付き合い下さいまして、
大変ありがとうございます。
m(_ _ )m