asana practice

昨日と今日の二日間。

ウソみたいにたくさん、asanaーアーサナの練習をした。

一番最初にヨガのTTを受けた17年前。あの頃は時間が余ったいたこともあって、

午前中まるまるasanaの練習をしていることもあった。

いま考えると、異常なんだけれど、

学びたてのヨガが楽しくて楽しくて、４時間も平気で練習していた。

その後、自分のクラスを受け持つようになって、

社会的な日常を取り戻していって、１日のうち４時間をも練習に充てることはなくなったけれど。

それでも毎日30分前後は必ず練習をしていたし、

プラス、クラスを担当していたから、

やっぱりヨガ（アーサナ）に関わる時間はそれなりにあった。

しかしここ２〜３年は特に、その時間が減ってしまっていた。

その理由は色々と、移動とか環境の変化とか、それはそれは色々色々あるのだけれど。

しかし昨日、突然、

「あぁ、ちゃんとasana practiceがしたい」

と思えた。

わたしはずっと、「ちゃんとこう自分が思える」時を待っていたのだと思う。

「やらなくちゃ」でやるのではなく、

「やりたい」と感られるときを待ちたい。

この空白のような数年間の間に、

ヨガのこと、自分のこと、これまでやってきたこと、やられたこと、

そういうあらゆるを根本から見つめ直していて、考えることがたくさんありすぎた。

だからこそ、

ちゃんともう一度やりたいと思える時

を待ちたかったし、

絶対にまたそう思える自分がいることも信じていたのだと思う。

昨日は一日をウソみたいに、ヨガの時間に充てた。

午前中は瞑想がしたくなって、瞑想で坐るための身体と呼吸を作ってから、

坐った。

午後は身体を動かしたい衝動が起きて、

surya namaskarからひとつひとつのasanaまで色々と。

ブロックもベルトも使用して。

しばらく、２〜３年という単位でブランクがあったから、

身体が硬くなってるかな？とか、

こんなasanaできるかな？とか、

自信がもてないような瞬間も何度も訪れた。

そして今朝、目覚めてみたら、ちゃんと筋肉痛になっていた。

けれども、今朝も懲りずにマットを敷いた。

そして身体を動かしてみたら、

あら、びっくり。

昨日は失っていた（思い出せていなかった）感覚がすっかり取り戻っているし、

硬くなってしまったな．．．と思っていた部位がちゃんと動くように戻っているではないですか！？

２〜３年あった、asana practiceのブランク。

それがたった１日ですっかり身体と感覚を取り戻せた。

一般的な筋トレだった、こんなことは絶対に起きえない。

それまで十数年間ストイックに筋トレをしていた人が、

筋トレをあまりしなくなってしまって２〜３年。

そしてある日急に「また筋トレしよう！」となっても、

１日で筋肉がブランク前の状態に元通りに戻ることは、ないでしょう。

でも、ヨガはそれが起きる。

起きた。自分の肉体をもって、実感した。

このことからも、ヨガは、

肉体だけのトレーニング（単なる体操、エクササイズ）

ではない、とはっきり言える。

肉体ももちろん動かすけれど、

意識、精神、エネルギー、それらのすべてを動かした上で、

肉体も「本来の状態に戻す」という作業をしているのです。

それが、ヨガ。

特にわたしのやっているヨガの練習というのは、それ。

だから、多くの人が当たり前にもっている「時間」という概念を、

ふっとばすことができる。

２〜３年のブランクも、たった１日で埋まる。

一般的な概念だったら「ありえない」というそれも、

時間という概念を壊せば、当たり前に可能なこと。

とてもとてもおもしろい体験をしました。

そんな先日は新月でした。

ひさしびぶりにasanaのクラスをやりたい気持ちになってきたから、

そんな予定も考えたいと思います。

昨日はとても大きなきっかけの新月になったな。