大晦日にクリスマスの話ですみません。
24日、クリスマスイブの日、奄美出身のアーティスト・里アンナさんのライブに行ってきました。
もう何年も前になりますが、いくつかの偶然が重なってアンナさんの歌声に出会わなかったら、私はこんなに音楽にのめり込むことも、ましてやイベント企画をやることなどあり得なかったと思います。
奄美大島に生まれ、3歳から島唄(奄美の民謡)を始めたアンナさん。
奄美民謡大賞などの大会で度々の受賞をされ、高校卒業後に島を出て東京でアーティスト活動を開始します。
ポップス系のオリジナル曲の他、独特なコンセプトのアルバム「吾島(わんしま)」もリリース、またある時期からは故郷・奄美の島唄も多く歌うようになっていきました。
その一方、「奄美の精霊の宿る声」といわれるアンナさんの歌声は各方面で高い評価を得ました。2013年と2015年にはミュージカル「レ・ミゼラブル」にファンティーヌ役として出演。昨年から今年にかけては海外での活動も積極的にされてきました。
そしてそして、来年2018年には、NHK大河ドラマ「西郷どん」のオープニングテーマを歌唱。毎週、アンナさんの歌声がテレビで流れます。
24日、クリスマスイブのライブは島唄がメイン。
ドラムに佐々木俊之さん、ゲストにサックス・フルート奏者の藤原大輔さんを迎えてのステージでした。
佐々木さんのドラム、そして一部の楽曲に藤原さんのサックス・フルートが入ることにより、島唄に洋楽の要素が加味され、それがとても新鮮で、ずっと聴き惚れていました。
もちろん、「奄美の精霊の宿る声」は健在。より美しくなった感じです。
実は都合があってアンナさんのライブは久しぶりなのですが、最初に出会った時の衝撃と感動を思い出させてくれるような、引き込まれるライブでした。
お陰様で、とてもとても良いクリスマスになりました。
アンナさんの今後の主な予定です。
2018年2月24日(土)には町田『まほろ座』にて、里歩寿さんとの共演で島唄ライブをされます。
5月21日(月)には豊洲『シビックセンターホール』にて、今回のドラム・佐々木俊之さんと、スペシャルゲストに大河ドラマ「西郷どん」音楽担当の富貴晴美さんを迎えてコンサートを行います。
2015年に発売された島唄アルバム「紡唄(つむぎうた)」も好評発売中です。
奄美の歌姫・里アンナさん、今後も注目です。