『Japan Folk Festival 2013』 | とむりん Logbook

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開演:9月28日11:00、終演:翌29日21:00。
うちライブ時間約20時間。キャンプファイヤーと打楽器セッションを入れると22時間近く。
でもフィナーレの後に思ったのは、「アレ?もう終わり??」という感覚でした。
ついさっき、「オープンしま~す!」という声を聞いたような感じなのに…。


『Japan Folk Festival』。
自らもシンガーソングライターであり、この7月に『アートリオン』という自らの店を立ち上げたばかりの代々木原シゲルさんの構想で始まったこのイベント。
最初は小さな催しでしたが、だんだんと規模が大きくなり、今回はついに野外フェスという形に。
埼玉県越生町にある「ゆうパークおごせ」で、2日間にわたって開催されました。


出演アーティストは70組以上。
4つのステージに分かれてライブを行いました。


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キャンプ場の宿泊施設を利用した「JOURNY STAGE」。ここがメインステージとなりました。(写真は主催者でもある代々木原シゲルさん。)
ちなみにステージ周囲の旗などは全て手作りなのだそうです。遠目にはわかりませんが、近くで見ると確かにハサミで切った跡が…。


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バーベキュー施設を利用した「FUNNY STAGE」。(写真はやもとなおこさん。)


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キャンプ施設を利用した「SUNNY STAGE」。このステージは屋台が立ち並ぶフードコートの中にあり、ライブよりもトークショー的なものがほとんどでした。(写真は河野圭佑さん、いがらしのぶはるさん、藤田悠治さん。)


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入り口近くにテントを張って作られた「ZERO STAGE」。(写真はUtacoさん。キーボードは河野圭佑さん。)


各ステージの間の距離はそれほどでもなく、移動は楽だったので、見たいアーティストのライブを求めて、ずいぶん会場内を走り回りました。ただ困ったのは、同じくらい見たいアーティストが同時に出る時。苦渋の決断を何度、したことか…。(; _ ;)





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会場となった「ゆうパークおごせ」はアウトドア総合施設で、自然に囲まれた絶好のロケーションでした。
http://youpark.jp/  (「ゆうパークおごせ」公式サイト)



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埼玉県越生町は梅が名物だそうで、フェスの途中、「ゆうパークおごせ」支配人に連れられて、ゆるきゃら「うめりん」が登場しました。
ちなみにこの支配人さん、すごくテンション高い方で、このフェスの開催にかなりご協力くださったそうです。
「うめりん」は「ゆるキャラグランプリ」に参加中です。コチラから投票お願いします。
http://www.yurugp.jp/entry_detail.php?id=551




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屋台が立ち並ぶ、「SUNNY STAGE」脇のフードコートの様子。ヒグチアイさんが写り込んでいるのは偶然です。(^^;)
たいがい、こういうイベントの屋台はあんまり美味しくないのが常ですが、このフードコート、どうやって選んだかわかりませんが、どの店も美味しい所ばかりでした。




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1日目のライブが終わって、宿泊者向けのキャンプファイヤー。
最初はなかなか燃え上がらなかったのですが、何人かが必死に頑張った結果、人の背丈を越えるほどの大きな火になりました。
ちなみに種火を「JOURNY STAGE」から聖火のようにして運んだのは、「sing2you」のくるみさんです。


キャンプファイヤー場はステージからちょっと離れた所にあったのですが、どういう訳か、私と他の何人かの男性客で、ビールなどの入った容器を「JOURNY STAGE」から運ぶことに…。近くだと思っていたのになかなか着かず、しかも私は最後の階段の所で足を滑らせ、転んでジーンズを泥だらけにするというオマケつき。(火を扱うため地面に水を撒いてあったのですが、ちょうど滑りやすい場所を踏んでしまったようです。他の人は平気でした。)~~ま、まあ、いい思い出ですよっっ!!!(>_<)


キャンプファイヤーが終わると宿舎に行って風呂、仮眠。
観客が泊まったのはこの建物。


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アーティストはキャンプ場の方に泊まったようです。

そして翌日の朝食。


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栄養を補給しようとここでがっつきすぎてしまい、2日目は夕方までお腹が空きませんでした。(^^;)



チェックアウトからライブ開始まで時間があったので、施設周辺をウロウロ。


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都会ではなかなか見られない光景がたくさんありました。



写真は取り損ねましたが、2日目、ライブに先立って、打楽器のミュージシャンが集まったセッションがありました。
途中から普段は打楽器をやらないアーティストも混じり始め、最後には「お客さんも叩いてくださ~~い!」ということに。
で、近くにあったカホンに座ったら、なんと、あのKAZUさんのカホン!!
滅多にできない経験をさせて頂きました。・:+゚。*゚.ヽ(´∇`)ノ.゚*。゚+:




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2日目のライブは進み…。
昼過ぎの「SUNNY STAGE」では、珍しくライブらしいライブ。「やもまり」こと、斉藤麻里さん&やもとなおこさん。47都道府県ツアーの一貫、埼玉県でのライブになるそうです。
ちなみにお二人がかぶっているライオンとカピバラのかぶり物は、2日目の「SUNNY STAGE」出演者がかぶらなければならないものなのだそうです。(^^;)



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会場限定、手染めエコバッグ。かなり売れていて、おそらく完売したと思います。



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これ、最初は本当にただの「板」だったのですが、2日目午後にはほぼ完成。
「Japan Folk Festival」の文字の周りには、各アーティストのサインも。



2日目もあっという間に過ぎ、各ステージは順次終了。
ラスト1時間はメインの「JOURNY STAGE」のみとなりました。


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やはりこの人がいなければ。高田リオンさん。



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そして大トリ。「815」(ハチイチゴ)。



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フィナーレは、残っていたアーティストで特に任務のない人が全員、ステージへ。


2日間にわたるフェス。22時間近くに及ぶライブ。
気がつけばコール&レスポンスで声がもうガラガラ。手拍子しすぎで手の皮は破れ、身体はクタクタ。
帰り、越生駅まで支配人さんにバスで送って頂き、電車に乗ったとたんにグダ~~ッ。(-.-)Zzz
でも、そこまで夢中になる経験なんて、特に大人にとっては、得がたいものです。
そうさせてくれた『Japan Folk Festival』には感謝、です。



自然の中での野外フェスということで、山や森から不思議なパワーをもらったせいなのか、素晴らしいアーティストばかりが集まっていて相乗効果があったためか、どのアーティストも普段以上の力を発揮。
「もともと凄いと思っていたけれど、こんなに凄かったとは…」と感じるステージばかりでした。


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朝のキャンプファイヤー場。ここの火は消えましたが、『Japan Folk Festival』によって灯された火は、参加者それぞれが心の中に入れて持ち帰り、灯され続けることでしょう。




これまで音楽活動をしていく上での「夢」といえば、個々のアーティストがそれぞれ活動し、レーベル等がそれを認めればメジャーへの道が開かれ有名になる、という、ある意味「シンデレラ・ストーリー」的なものでした。もちろんこの形が一気に崩れはしないでしょうが、アーティスト達自身が流れを創りだしていく、という新たな形の「夢」も生まれてきていることがはっきり感じられます。
ネットを駆使した活動も大切ですが、音楽の真髄はやはりライブにあります。『Japan Folk Festival』は、ライブを通じて新たな「夢」を創っていくイベントだと、参加してみて体感しました。


『Japan Folk Festival』は、来年も同じ「ゆうパークおごせ」で開催される見込みです。
今から予定を空けておきましょう!!