監督:ドミニク・セナ
出演:ニコラス・ケイジ、ロン・パールマン、クレア・フォイ
十字軍の伝説の騎士と呼ばれるベイメンとフェルソンは、
罪の無い人たちが犠牲になっていく戦いに失望し、十字軍を離れることに…。
ある時、2人は立ち寄った町で脱走兵として捕えられてしまいますが、
町を治めていた枢機卿に助ける代わりに特命を任されてしまいます。
それは… 「牢に捕らえている女を修道院まで運び、魔女裁判にかけよ」
町では、病が広がり廃れた状態になっているのは、魔女が原因と考え
修道院へ魔女を連れていくことで、町が元に戻ると考えられていました。
しかし、魔女だと言われる女に会ってみると
“少女”という言葉が似合ほど幼くみえる…
果たして本当にこの女は魔女なのか?
ベイメンは疑いながらも修道院への厳しい道を進むことになります。
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ベテランかと思ってました!と言いたくなるような魔女役のクレア・フォイさん。
彼女は、オーディションの中から選ばれたイギリスの新人女優だそうで、
この映画の一番のキー・パーソン。
見た目は、普通の女の子で少女のように可愛らしいところや妖艶な大人の魅力、
さらには“魔女”の恐ろしく激しいところなど見事に演じて分けていました!
クレアさんにとって映画での大きな役はこれが初めてだったそうですが
彼女の演技力こそ、この映画の面白いところだと思います!
また、もう1つの見どころは、ベイメンとフェルソンのキャラクターです。
ベイメンはニコラス・ケイジさんが、フェルソンはロン・パールマンさんが演じていて
頭で考えて行動するベイメンに対して、
フェルソンは、まず行動!というタイプ対照的な2人ですが、
相性は良く、お互いに信頼している良きライバル的存在になっています。
ドラマではないのに、2人の距離感や個性がとっても伝わってくるのですが、
これは、ニコラス・ケイジとロン・パールマンがしっかりと撮影前に話し合い
お互い演じるキャラクターのバックストーリーを考えて挑んだからだそうです。
語らなくても2人のキャラクターの過去や性格が分るシーンがいろいろとあって、
1話完結でも内容がたくさん入っているように思える作品です!
ぜひ、ご覧ください!