Mのブログで映画の紹介があったので、真似して(笑)私も。
もう公開があった国もありますが、日本では現在映画館で鑑賞できるはずです。
サラの鍵
1942年、ナチス占領下のパリ。ユダヤ人一斉検挙によってヴェルディヴに連れてこられた人々の中に、少女サラはいた。それから60年後。パリに暮らすアメリカ人ジャーナリストのジュリア(クリスティン・スコット・トーマス)は、アウシュヴィッツに送られた家族を取材するうちに、かつて自分のアパートで起こった悲劇を知ることとなる。
ここからは、私の勝手な感想ですのでご了承ください。
原作も読んだ私には納得いかないことがひとつだけ、、、
キャスティング!
映画を作るにあたって、原作のままでは不便なキャラクターの設定だったのは分かる、省略しなくてはならなかった設定なのも理解できます。でも、でもね、やっぱり納得できない… (~_~;)
まず一人目は、主人公でもあるジュリアの配役。
原作では、ジャーナリストのジュリアは、パリに十数年以上住むアメリカ人。
パリが彼女の好きな街であるのに、
パリには受け入れられていない
やっぱり真のパリジェンヌになれていないとコンプレックスを持ってるキャラクター。
(一般的なアメリカ人がヨーロッパにコンプレックスを持つのと同じように)
しかし… クリスティンが演じたジュリアは、アメリカに住む私から言わせてもらうと、
アメリカ人にしては知的すぎますから!!
もう完璧にパリに馴染んだパリジェンヌですから!!
ジュリアがアメリカ人なら、もっと違うでしょぉー!
そして、もう1人!ジュリアの旦那さん!!
原作では、大人の色気が漂うフランスのイイ男に描かれているのに……
映画では…………
彼がフランス男性を代表していいんかぁぁぁぁあ?!
もう、色気じゃなくて体臭が漂ってますからっ!
っと、最終的にうすっぺらで私的感情の入りすぎた映画の紹介になってしまいましたが、
本来の映画の内容は、真実を追求することで支払わなくてはならない代償、真実を知ることの重み、そしてその真実から生まれる新たな関係を過去と現在を行ったり来たりしながらも観客に伝えてくれます。約2時間で、この濃い内容がしっかりと描かれていて、映画を観た後に色々と考えさせる映画です。歴史的にも意味がありとても深い作品ですので、ぜひ鑑賞してみてください。