夜の風がわたしに語りかけてくる。

それはいつの時代にもそうだったように、
わたしたちをいわゆる人生の時から自由にし、
そのほとりに立って流れを見るかのように。

誰かを
何の疑問も
どんな決めたことも、
どんな心の傷も、
どんな期待も
どんな不信も
不安もなく、

そのまま見るとき、

どんな風に世界が見えるかを。


夜の風が語りかけてくる。

言葉の無い言葉でしか語れないことを。