きみと何年もの時を
さまざまな形で過ごした

長い時間、会わないときもあったし、
すれ違う人のように、目も合わせず、こころだけがお互いを追ったときも、
ひと目も気にせず、深夜の街の真ん中で長い時間抱きあったときも、
二人の言葉から意味が剥げ落ちてただの音であったときも、

そして、少しづつ、きみ自身を
その感じ方を、そのひとつの波のうしろにあるものを、
その水面の光そのものを、

ただそのままわかろうと思う。


そうすると、とても、逆説的なことが起こる。

そんな風に愛するのであれば、
ほとんど誰をも愛せる、と。

それがなぜきみなのかはわからないが、
ときかく、きみがいいのさ。たまたま。

ミャオ。