特撮の軌跡展


今日、京都タカシマヤで開催されている「円谷英二 特撮の軌跡展」に行って来ました。日本を代表する「ウルトラシリーズ」を生んだ特撮の神様、円谷英二氏に関する催し物で、円谷氏の功績と特撮技術の秘密の紹介、そしてウルトラシリーズの誕生秘話などを紹介しております。



特撮の神様


「特撮の神様は、こうして生まれた」


円谷英二氏の誕生をはじめ、特撮の神様が誕生するまでの軌跡や特撮の開発エピソードに焦点を当てて、当時の資料などを展示。会場にはゴジラをはじめとする映画のポスターや当時発売されていたマルサンのソフビも展示。更に、ゴジラの誕生秘話もパネルを使って紹介されていました。

ゴジラのスーツは最初は150kgと重く、改良しても100kgまでが限界らしく、軽量化を図るに大変苦労されていたみたいです。ゴジラシリーズの脚本も展示されていました。


また、円谷氏が開発した特撮技術も分かりやすく解説されていました。当時、CG等と言う技術が勿論無かった時代、透明人間や人間のミクロ化や巨大化をどうやって再現させたか等、本当に納得の行く解説でした。




ウルトラシリーズ誕生秘話


後の日本を代表する「ウルトラシリーズ」の誕生秘話。今回の催し物では、「ウルトラQ」~「ウルトラセブン」の誕生秘話を、当時の資料などと合わせて紹介。怪獣の着ぐるみや特撮を身近で体験できるコーナーもありました。

ウルトラコーナーでも、マルサンのソフビや当時の子供達にとっては懐かしい色の付いたレコード等も展示されていました。円谷氏が開発した特撮技術を体験出来るコーナーでは、カメラを移動させたり、スクリーンを使って怪獣と遭遇するシーンを体験出来たりと特撮ファンにとってはたまらないものとなっております。


「ウルトラQ」のコーナーでは、ペギラが来襲した時の雪原を当時と同じ塩で再現されていたり、ケムール人の時に使用された遊園地のミニチュアや、1/8人間のセットの一部も当時のまま展示されていました。




あのシーンが特大ジオラマで再現


「悪魔はふたたび」


第19話の撮影現場を大ジオラマで再現。国立競技場セットの大ジオラマで、ウルトラマンやアボラス、バニラも等身大で再現。国立競技場の細かい所まで忠実に再現されているジオラマは迫力満点でした。会場では写真撮影が禁止されているので、ブログで紹介出来ないのが残念ですが、本当に再現度が高かったです。


他にも、ウルトラセブンのダリーのシーンを再現させたミニジオラマや、円谷プロの倉庫を再現させたコーナーもありました。


これらを観ていると、本当に円谷氏の残した功績は大きいなと感じました。円谷氏が築き上げて来た財産は、こうして現在も受け継がれています。会場には家族で来られた方も多かったので、今の子供達にも円谷氏の想いが伝わったのではないかと思います。



そして、会場には物販コーナーもありました。



会場限定品


多くのウルトラグッズが発売されているなか、私が購入したのは限定品である「ウルトラヒーロー500 ウルトラマン(クリアイエローバージョン)と、ウルトラマンのサクマ式ドロップスです。ウルトラマンのドロップは、何か懐かしさを感じたので、思わず購入しました。


ウルトラマンのクリアイエローバージョンは、足の裏にライブサインが付いているので、ギンガスパークにも対応出来ます。



今回の催し物は、本当に誰もが良い意味で驚愕するものばかりでした。円谷英二氏の想いをしっかりと受け継ぎ、これからも円谷氏が生んだ特撮を見守って行こうと思いました。



「円谷英二 特撮の軌跡展」は、4月27日(日)まで京都タカシマヤの7階グランドホールで開催されています。

入場料は大人800円、大学・高校生は600円、中学生以下は無料です。



詳しくは京都タカシマヤのホームページ


https://www.takashimaya.co.jp/kyoto/


にアクセスして下さい。