ポーランドのポズナニで開催中の

「COP14(気候変動枠組条約第14回締約国会議)」で、

CANという団体が地球温暖化防止に消極的な国に

「化石賞」という不名誉な賞を発表しています。


これにまたしても日本が選ばれています。

http://www.fossil-of-the-day.org/go/


何が省エネ大国か、何が環境先進国か。

日本には世界を変える技術力も、経済力もあるのに、

それをしないのはむしろ責められて当然でしょう。


私たちは選挙で意思を見せなければいけない。


そう感じています。


http://ecokentei.green-nippon.com/


先日「カーボンフットプリント」についてご紹介しました。
 来年ますますこの流れは加速していきそうです。

 さらに、12月10日の新聞でネスレ日本が、製品に「ウォーター
 フットプリント」を記載することを発表しました。

 「カーボンフットプリント」が製品の製造から流通、使用にいたる
 までの過程で発生する二酸化炭素量であるのに対して、
 「ウォーターフットプリント」は二酸化炭素でなく、使った水の量を
 記載するというのです。


 ネスレ日本が販売しているカップタイプのインスタントコーヒー
 「ネスカフェエクセラ」のウォーターフットプリントは一杯あたり
 12Lだそうです。

 たった200cc(0.2L)程度のコーヒーを飲むのに、12Lもの水を使って
 いるというのです。

 これはどういうことでしょうか?


 ○バーチャルウォーター(仮想水)
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 日本は食料自給率が約4割。多くを海外からの輸入に頼っています。

 海外で小麦や肉や大豆を作るには、その国で大量の水を使っている
 ことになります。

 つまり海外の大量の水を擬似的に輸入していることになります。


 この擬似的に輸入している水のことを、バーチャルウォーター(仮想水)
 と呼んでいます。


 環境省のバーチャルウォーターサイトによれば、2005年に海外から日本に輸入さ
れたバーチャルウォーター量は、約800億m3にもなります。
 http://www.env.go.jp/water/virtual_water/

 一人一日あたりに換算すると、1,800リットルにもなるのです。

 1日の家庭の実際の水の使用量がおおよそ1,000リットルですから、その量の多さ
に驚きます。

 環境省のサイトには、農産物ごとにバーチャルウォーターを示す「仮想水計算
機」という簡易計算機があります。
 http://www.env.go.jp/water/virtual_water/kyouzai.html

 代表的なものを挙げると、

  牛肉     100g 2,060リットル
  パン     1枚   96リットル
  とうもろこし 1本   87リットル
  オレンジ   1個  141リットル
  パイナップル 1個  752リットル
  コーヒー   1杯  210リットル

 などとなっています。

 牛や豚は、水を消費して成長する農産物を食べていますから、それだけバーチャ
ルウォーターも多くなります。

 食物連鎖のピラミッドの上に行けば行くほど、一食あたりの水消費量も増えると
いうことです。

 ここに人間のバーチャルウォーターを入れれば、もっと多くなるでしょう(笑)


 ネスレのカップコーヒー1杯12リットルの計算とは桁が違うのですが、ネスレはそ
れだけ水消費を減らした原料を使っているのかもしれません。

http://www.oasis-water.net/





この30年近く、家庭における家電製品が大量に増え、電力消費のなかでもっとも大
きい伸びを見せているのが、家電製品です。

 電気を作るには効率が悪いですが、一旦電気を作れると、非常に汎用性が高
く、熱や光を作ったり、何かを動かしたりできるというメリットがあります。

 ただし電気を石油や石炭、LNGを原料として発電所で作り、送電線で住宅にまで送
るのは、非効率でエネルギーロスが大きく、二酸化炭素を多く出すという問題もあ
ります。


 「創エネハウス」では、太陽光発電システムと家庭用燃料電池が装備されていま
す。

 太陽光発電システムのパネルには、三洋電機の「HIT」が使われています。

 「HIT」は現在の太陽電池の中で最も高効率(光から電気の変換効率)が高いの
で、小さな面積でも大きな電力を生み出すことができます。

 家庭用燃料電池「エネファーム」は、ガスを基にして、水素を作り、水素と酸素
の化学反応で電気を創り出します。このときに発生する熱でお湯を作ることで、効
率を高めています。

 燃料電池ではガスから水素を作るときに、二酸化炭素が出ますが、発電の排熱で
お湯を作るときには二酸化炭素が出ません。

 このことで燃料電池は二酸化炭素排出量が少ない発電だと言われています。

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「北極の海氷が溶けはじめている」というニュースを耳にされたことがあると思い
ます。

北極圏にはほとんど大陸が無く、海ですが、海が凍りついているというよりは、氷
が浮いている状態です。

北極海氷には万年氷と一年氷があり、一年氷は夏になると溶けます。

万年氷は夏でも溶けない氷です。

ニュースで溶け始めているというのは、万年氷のほうです。

今年の夏はさらに溶け、30年前と比較して1/3が失われ、このままのペースで
は、2030年にはすべての氷が溶けてしまうといわれるようになりました。

(参考)<a href="
http://nsidc.org/news/press/2007_seaiceminimum/images/20070917animation.mov
" target="_blank">北極海の氷の遷移動画



北極の氷が溶けると海面上昇が起こって、海抜の低い地域は海に沈むといわれるこ
とがありますがそあれはウソです。

北極海の氷は浮いている状態なので、溶けても海面下の体積は変わりませんか
ら、海面上昇はおこりません。

ただし氷が溶けることで、先にお話したシロクマやセイウチ、キツネなどは暮らせ
なくなりますので、絶滅の危機を迎えます。

シロクマやアザラシと共存しているイヌイットのような人々の生活も一変するで
しょう。

セイウチが大量に食べる二枚貝は増え続けるでしょうし、海水温度が高まると今ま
で北極圏で存在しなかった動植物が繁殖し始めるでしょう。

さらに、氷の中に閉じ込められている古代の微生物や植物の種子が生態系に危機的
な変化を巻き起こす可能性がある、との話もあります。

いずれにせよ、生態系には影響が出るでしょう。






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朝日新聞の1面に「オイルマネー、島を緑に改造」という興味深い記事が掲載され
ていました。

アラブ首長国連邦のシルバニヤス島はもともとは砂漠だったそうですが、

オリーブやヤシの木が250万本植えられ、

希少な動物たちが群れをなしているそうです。


これらはすべて外から持ってこられたもので、

木には一本一本にホースが張り巡らされ、

水が遣られています。



さらに、湾岸諸国最大となる風力発電が建設されています。



島ではエコツアーが観光の目玉となり、ガイドの言葉が紹介されています。

「貴重な自然を守るために、外から持ち込んだものはすべて持ち帰ってくださ
い。」


えっ、植物や動物、風力発電は外から持ち込んだものでは?



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地球温暖化の原因となっている二酸化炭素。

 日々二酸化炭素を減らすために、節電や、節水に励まれていることでしょう。

 しかし、二酸化炭素はなかなか減らないし、限界があります。

 どうやっても減らない二酸化炭素分を埋め合わせる方法が「カーボンオフセッ
ト」です。

 「カーボンオフセット」とは炭素を埋め合わせするということ。

 オフセットするには、二酸化炭素を減らす植林や省エネプロジェクト、自然エネ
ルギーの利用プロジェクトなどにお金を投資したり、
 削減された二酸化炭素の排出権を購入する方法があります。



 ○ カーボンオフセットする2種類の方法
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 個人がオフセット分を購入するには、大きく2つの種類があります。

 ・「カーボンオフセットという商品」を購入する方法
 ・「カーボンオフセットされた商品」を購入する方法

 です。

 前者は純粋に●kgのオフセット分を購入することです。
 購入したオフセット分は何とオフセットしても自由です。

 「カーボンオフセットという商品」を購入できるのは、ジーコンシャス、日本
カーボンオフセット、PEARカーボンオフセットや、Yahoo!カーボンオフセッ
ト、ローソンCO2オフセットなどです。


 一方、後者は、特定の商品のライフサイクルで排出する二酸化炭素の排出量の一
部をオフセットしたものです。

 この1年で「カーボンオフセット付き●●」という商品やサービスが数多く販売さ
れるようになりました。

 JTBの「CO2ゼロ旅行」や日産自動車の「カーボンオフセット付きマーチ・コレッ
ト」などです。

 これらが「カーボンオフセットされた商品」といえます。

 商品やサービスによって、商品やサービスを提供する企業自身が、オフセットす
る費用を支払っている場合もありますし、
 利用者(私たち)が負担する場合もあります。両者で負担する場合もあります。

 こういった商品やサービスを提供することで、企業は環境貢献を訴えることがで
きる一方、消費者も温暖化防止を支援していること
 になります。



 「カーボンオフセット付き商品」にはあいまいな部分があります。

 誰がオフセットすべきなのか、どのくらいオフセットすべきなのか、これがよく
わからないことが多いのです。


 例えば缶ジュース一本を買ったとして、「●kg排出した」という数字が無いの
に、その缶ジュースに「一缶で1キログラムオフセット
 されています」と書かれていても、一体何に対してオフセットしてよいのかわか
りません。

 また、商品の製造から輸送、販売、廃棄までのライフサイクルで排出する二酸化
炭素は、製造や販売、廃棄する企業が出した
 二酸化炭素なのだから企業がオフセットすべきなのか、企業は消費者のために
作ったのだから、消費者がオフセット
 すべきなのか、このあたりがあいまいです。

 排出する二酸化炭素量をすべて商品の価格に上乗せするのが正しい姿なのでしょ
うが、そうすると商品は売れなくなって
 しまいますから、義務付けでもされない限り、企業は嫌がります。

 ローソンが販売し始めた「CO2排出権付き商品」はすべてローソンがオフセット分
を負担しています。


 日産のマーチコレットでは、8000km 乗ったときに排出する二酸化炭素量をあらか
じめオフセットしたものですが、製造・販売・
 廃棄の排出量は関係ありません。


 「カーボンオフセット付き商品」は、いったいどこで排出される二酸化炭素量
を、どのくらいオフセットするのか、誰がその費用を
 払っているのか、ということを良く理解しておく必要があります。

 カーボンオフセット無し商品よりはよほどいいのですが。

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