映画「The 11th Hour」は、環境保護運動でも有名な俳優のレオナルド・ディカプリ
オが監修・製作・出演し、
世界の著名なエコロジストや科学者とともに、地球環境の危機を訴えた映画です。
90分の映画なのに、54人もの人が話していきますので、非常に濃密です。
逆に濃密過ぎて、内容を咀嚼(そしゃく)できず、もう一度DVDで観たいと思ったの
ですが。。
実はこの映画には裏話があります。
環境問題を題材にした映画をレオナルドディカプリオは作りたいとずっと思ってい
たそうですが、
配給会社や制作会社が振り向いてくれなかったのです。
そこで、彼は他の映画に自由に出ていいから、
代わりにこの映画を作らせてほしいと頼み込み、
映画の製作が実現したそうです。
つまり彼の魂が込められています。
レオナルド・ディカプリオは、それまで高級リムジンで乗りつけるのがステータス
であったアカデミー賞に、
トヨタのハイブリッドカープリウスで乗りつけ、
ハリウッドのセレブに一石を投じたことでも知られます。
環境活動への傾倒は、彼のWEBサイトにも現れています。
WEBサイトのタイトルが半分に区切られていて、
左半分が俳優としての活動、そしてもう半分は環境への活動を表しています。
一度見てください。
http://www.leonardodicaprio.com/
この映画では、多くの活動家のメッセージが集められているのですが、
心にくる言葉や、考えさせる言葉が多く、また、日本ではあまり知られていない方
も多く登場します。
心に響いた活動家がどういう活動をしているのか、
どんな著作があるのかなど、深く掘り下げると、
もっと勉強になり、励みになります。
一度ご覧下さい。
http://ecokentei.green-nippon.com/
先日「カーボンフットプリント」についてご紹介しました。
来年ますますこの流れは加速していきそうです。
さらに、12月10日の新聞でネスレ日本が、製品に「ウォーター
フットプリント」を記載することを発表しました。
「カーボンフットプリント」が製品の製造から流通、使用にいたる
までの過程で発生する二酸化炭素量であるのに対して、
「ウォーターフットプリント」は二酸化炭素でなく、使った水の量を
記載するというのです。
ネスレ日本が販売しているカップタイプのインスタントコーヒー
「ネスカフェエクセラ」のウォーターフットプリントは一杯あたり
12Lだそうです。
たった200cc(0.2L)程度のコーヒーを飲むのに、12Lもの水を使って
いるというのです。
これはどういうことでしょうか?
○バーチャルウォーター(仮想水)
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日本は食料自給率が約4割。多くを海外からの輸入に頼っています。
海外で小麦や肉や大豆を作るには、その国で大量の水を使っている
ことになります。
つまり海外の大量の水を擬似的に輸入していることになります。
この擬似的に輸入している水のことを、バーチャルウォーター(仮想水)
と呼んでいます。
環境省のバーチャルウォーターサイトによれば、2005年に海外から日本に輸入さ
れたバーチャルウォーター量は、約800億m3にもなります。
http://www.env.go.jp/water/virtual_water/
一人一日あたりに換算すると、1,800リットルにもなるのです。
1日の家庭の実際の水の使用量がおおよそ1,000リットルですから、その量の多さ
に驚きます。
環境省のサイトには、農産物ごとにバーチャルウォーターを示す「仮想水計算
機」という簡易計算機があります。
http://www.env.go.jp/water/virtual_water/kyouzai.html
代表的なものを挙げると、
牛肉 100g 2,060リットル
パン 1枚 96リットル
とうもろこし 1本 87リットル
オレンジ 1個 141リットル
パイナップル 1個 752リットル
コーヒー 1杯 210リットル
などとなっています。
牛や豚は、水を消費して成長する農産物を食べていますから、それだけバーチャ
ルウォーターも多くなります。
食物連鎖のピラミッドの上に行けば行くほど、一食あたりの水消費量も増えると
いうことです。
ここに人間のバーチャルウォーターを入れれば、もっと多くなるでしょう(笑)
ネスレのカップコーヒー1杯12リットルの計算とは桁が違うのですが、ネスレはそ
れだけ水消費を減らした原料を使っているのかもしれません。
http://www.oasis-water.net/