良本にめぐり合いました。


「生物と無生物のあいだ」(福岡伸一 講談社現代新書)


50万部を超える販売部数ですので、もうすでにお読みかもしれません。



分子生物学という難しそうな研究をされていて、

書籍に出てくる言葉は

DNA、たんぱく質、ヌクレオチド、エントロピー、GP2、プリオンなど

難解に思えます。



ところが、この本の趣旨は分子生物学を解説することではないのです。


生物学の研究の話は、疑惑の真相を追究するドラマのように展開され、

研究者の苦悩や愛憎が描かれています。


そして何より、

この本の主題「生命とは何か」の問いから得られる最後の言葉が心に落ちます。



ミクロの世界を探求しているうちに、

地球規模のマクロの世界にいきなり放り込まれ、

真実が光って見える気がします。



全体を通しても、美しい日本語で、

文学としても高いレベルにあるのではないでしょうか。



ぜひ、一度お読みください。

http://ecokentei.green-nippon.com/


地球では動植物をはじめ、大気、大地、海洋、森林などがそれぞれ炭素を吸収した
り、保持(固定化)したり、排出したりしています。

大陸では大地や森林がCO2を排出しますが、一方で森林が光合成によりCO2を吸収し
ますので、合計では18億トン/年程度炭素を吸収しています。

海洋でも同様に、合計で20億トン/年程度炭素を吸収しています。

つまり生態系で吸収できる炭素量は約38億トン/年、CO2に換算すると139億トン/年
ということになります。

一方、現在の人類起源のCO2排出量は265億トン(2004年)。

差し引き 126億トン分は海洋も大陸も吸収してくれずに、大気中にとどまります。

これが温室効果の原因といわれているのです。


したがって、温室効果を防ぐには、2つの方法があります。



2つの方法とは、

(1) 海洋・大陸での吸収量を増やす139億トン/年 → 265億トン/年

(2) 人類起源のCO2排出量を減らす265億トン/年 → 139億トン/年


です。

両方の方法で攻めなければいけませんが、最も重要なのは (2) です。

139÷265=52%。

「2050年までに50%削減」が目標となっています。

http://www.oasis-water.net/