ヒートポンプは大気を圧縮して温度を高めることができますので、小さな電力で大
きな熱を作ることができることが特徴でした。

自然の熱を非常に有効活用できるので、再生可能エネルギーとも考えられます。



日本の家庭のエネルギー需要のうち、1/4が冷暖房、1/3が給湯に使われてい
ますので、あわせて6割が熱利用です。

この熱利用の部分にヒートポンプを使うことができます。

エアコン、給湯に加え、温水床暖房などがヒートポンプの適用範囲です。

これらをヒートポンプ利用に変えた場合には、およそ1億トンものCO2削減効果があ
ると、財団法人ヒートポンプ・蓄熱センターが発表しています。

産業部門でのCO2削減分(三千万トン)とあわせると、日本の総排出量の約10%を
削減することができます。

そのほかにも、冷蔵庫、洗濯乾燥機、食器乾燥機にも使えますし、自動販売機やビ
ニールハウスなどでも使えるでしょうから、ポテンシャルの高い技術です。


すでに技術は開発済みなのですが、課題は「普及」です。

ヒートポンプは大気の熱を利用しますから、気温が変わっても、部屋の温度やお湯
の温度が一定になるようにコントロールすることや圧縮機(コンプレッサー)のサ
イズや振動制御に技術的な課題があり、簡便なガス給湯器や電気ヒーターと比べて
費用が高額になってしまいます。

(地球の裏側から枯渇する資源が安価であることがそもそもおかしいのですが)



http://ecokentei.green-nippon.com/


2008年6月9日、福田首相が、『低炭素社会・日本』をめざしてと題するス
ピーチを行いました。

「福田ビジョン」といわれるものです。


新聞やニュースでその要旨は説明され、また、各方面からの反論なども取り上げら
れました。

原文、およびスピーチのビデオキャスティングは次のURLから閲覧できます。

<a href="http://www.kantei.go.jp/jp/hukudaspeech/2008/06/09speech.html"
target="_blank"
>http://www.kantei.go.jp/jp/hukudaspeech/2008/06/09speech.html


2050年には2005年と比較して60-80%の二酸化炭素削減という目標を提示し、それを
満たすためには、新技術の開発に投資をし、新技術を勢いよく展開しなければなら
ないことが述べられました。

また、国民に対して、

「観客席にいると思うな、国民が演じ手であり主役である」
「知ること、行動すること、そして伝え広げることが重要である」
「これまでのやり方や発想を転換しなければならない」
「何か派手なことをやれば解決できるものではない」

と意識を高く持つよう呼びかけると共に、

「私たちが200年前の産業革命を誇らしく語るのと同じように、200年後の子孫たち
が、われわれの努力を『低炭素革命』として誇らしく振り返るようなものにしよ
う」

と訴えかけられました。


やや早口ながらも、35分間という比較的長い時間を「低炭素革命」のみに費やされ
ており、力が入れられている様子です。


今までの福田首相のスピーチの中では、一番心に届くものでした。

ぜひ、一度観てください。


<a href="http://www.kantei.go.jp/jp/hukudaspeech/2008/06/09speech.html"
target="_blank"
>http://www.kantei.go.jp/jp/hukudaspeech/2008/06/09speech.html
http://www.oasis-water.net/