映画「The 11th Hour」は、環境保護運動でも有名な俳優のレオナルド・ディカプリ
オが監修・製作・出演し、
世界の著名なエコロジストや科学者とともに、地球環境の危機を訴えた映画です。
90分の映画なのに、54人もの人が話していきますので、非常に濃密です。
逆に濃密過ぎて、内容を咀嚼(そしゃく)できず、もう一度DVDで観たいと思ったの
ですが。。
実はこの映画には裏話があります。
環境問題を題材にした映画をレオナルドディカプリオは作りたいとずっと思ってい
たそうですが、
配給会社や制作会社が振り向いてくれなかったのです。
そこで、彼は他の映画に自由に出ていいから、
代わりにこの映画を作らせてほしいと頼み込み、
映画の製作が実現したそうです。
つまり彼の魂が込められています。
レオナルド・ディカプリオは、それまで高級リムジンで乗りつけるのがステータス
であったアカデミー賞に、
トヨタのハイブリッドカープリウスで乗りつけ、
ハリウッドのセレブに一石を投じたことでも知られます。
環境活動への傾倒は、彼のWEBサイトにも現れています。
WEBサイトのタイトルが半分に区切られていて、
左半分が俳優としての活動、そしてもう半分は環境への活動を表しています。
一度見てください。
http://www.leonardodicaprio.com/
この映画では、多くの活動家のメッセージが集められているのですが、
心にくる言葉や、考えさせる言葉が多く、また、日本ではあまり知られていない方
も多く登場します。
心に響いた活動家がどういう活動をしているのか、
どんな著作があるのかなど、深く掘り下げると、
もっと勉強になり、励みになります。
一度ご覧下さい。
http://ecokentei.green-nippon.com/
私たちの食料のうち国産の割合(カロリーベース)を示す「食料自給率」は1960年代
には8割近くだったのですが、その後減少の一途をたどって
います。
なんと現在の食料自給率は、約40%。
日本の食料の6割以上は海外からの輸入に頼っているのです。
特に自給率が低いのは「とうもろこし」「大豆」「大麦」「小麦」など価格が重要
視される飼料用です。
国産の豚や牛であっても、その飼料はほとんどが輸入に頼っています。
輸入に頼るということは、食料が長い距離を旅していますから、輸送時にトラック
だけでなく、船や飛行機を使います。
この輸送距離が長ければ長いほど環境負荷が高まってしまいます。
そこで、輸入相手国からの輸入量と距離を乗じたものを、フードマイレージとし
て、環境負荷の指標としています。
日本の食品別のフードマイレージについては、「大地を守る会」の「フードマイ
レージキャンペーン」HPにて、わかりやすくまとめられています。
フードマイレージキャ
ンペーン http://www.food-mileage.com/
2001年の食料輸入について、農林水産省でフードマイレージの調査がなされていま
す。
これによると、日本のフードマイレージは9,000億トン・キロメートル。
2位の韓国は3,000億トン・キロメートルですから、ダントツの世界一です。まった
く自慢できるものではありませんが。。
内容を見ると米国やオーストラリアから大量の穀物を輸入しており、その量と距離
で他の国を凌駕しています。これが、フードマイレージを世界最長にしている理由
です。
ただし、フードマイレージは、あくまで「量と距離の掛け算」です。
船舶より飛行機を使ったほうが環境負荷は高いですが、このことは考慮されていま
せん。
また、最近の報告では、国産小麦の方が輸入小麦より環境負荷が大きいとされてい
ます。
国産の場合小麦の乾燥に大量の重油が使われているため、この負荷が、輸送の負荷
を超えてしまうのです。
http://www.oasis-water.net/