人類が農業を始めたのは1万年前といわれています。日本では2千年前です。

 人類が誕生したのは約20万年前ですから、19万年間人類はどうやって食べて
生きてきたのでしょうか。

 狩猟採集です。

 この狩猟採集時代、実は、人類は比較的豊かな生活をしてきたと言われていま
す。

 自然を崇め、動物との良好な関係を気づき、栄養価の高い食料を食べること
で、健康で、長時間の余暇があり、長生きしたそうです。

 獲物を多くとりすぎることは、自然からのしっぺ返しを食らうことになるた
め、必要なだけ「いのち」を頂く。

 このような人たちは、親切で寛容で、思いやりがあり、誠実であったのではない
かといわれています。

 事実現在少数生き残っているイヌイットやアボリジニなどの狩猟採集のライフス
タイルの生きかたにそれが現れています。


 狩猟採集民は、自然と共生していたのです。


 ところが、農業というライフスタイルが現れました。


 木を切り、開墾し、稲の種を植え、収穫するというスタイルです。


 なぜ、豊かな狩猟採集から農業に移行し始めたのかは、よくわかりません。


 狩猟採集が行き過ぎて、飢えが始まったのかもしれませんし、前から農業をした
かったのだけれども、道具が無かったところに、
 青銅器がやってきたことで、できるようになったからかもしれません。


 ひょっとしたら、農業をやり始めた人のスタイルが格好よく写って、我先にと
ブームになったのかもしれません。

 農業には土地が必要です。

 農業をやり始めた人が、どんどん土地を奪い始め、狩猟採集民の大切な自然を奪
い始めたために、狩猟採集ができなくなったことで農業へのシフトが加速したのか
もしれません。



http://ecokentei.green-nippon.com/


【バイオ燃料は燃やしてもニュートラル】温暖化問題では、よく聞く話です。

トウモロコシなどから作られるバイオエタノールや間伐材やわら、もみ殻、廃棄物
などのバイオマス(生物資源)は、植物が成長過程で吸収した炭素が放出するだけな
ので、相殺されるだけだ。

だから、バイオ燃料は燃やしてもカーボンニュートラルなのだ。

しかし、この話は本当でしょうか?



植物は光合成をすることで大気中のCO2を取り込みます。このときの化学式は次のよ
うになるそうです。

二酸化炭素 + 水 + 光 -> 炭水化物 + 酸素

二酸化炭素と水と光のエネルギーで、炭素と水素と酸素の化合物(炭水化物)と酸素
が生まれるのです。

植物は炭素を炭水化物として体内に取り込みます。

今度は逆に、炭水化物を燃やすと、

炭水化物 + 酸素 -> 二酸化炭素 + 水

となります。

つまり、植物が燃えると、二酸化炭素と水が出ますが、その二酸化炭素の量は、吸
収した量と同じです。


これが、カーボンニュートラルであるという理由です。

植物を燃やしてもCO2の総量は変わらないことになります。


ところが、この前後のプロセスに問題があります。




私たちが木材をバイオ燃料として使用するためには、森林の維持管理や伐採が必要
になります。伐採した木は工場まで運ばれ、機械で製材されます。

間伐材を町で手に入れるためには、町まで運ぶ必要があります。

トウモロコシの場合には、米国のような大量生産の場合には、種まきから水遣
り、肥料、農薬散布、収穫にいたるまで機械が使われています。

こういった作業はすべて、石油が使われています。

つまり、植物を燃やす前に、すでに二酸化炭素を出しています。



人の手を介さずに自然に育った植物が燃えるのなら、本当にカーボンニュートラル
でしょう。

しかし、植物をエネルギー源として使うには、栽培や伐採、運搬などを効率的に行
う必要があり、そのためには、化石燃料に頼らざるを得ません。



米国がトウモロコシで作っているバイオエタノールの作付では、トラックやトラク
ターなどの機械の使用に加えて、農薬散布や地下水のくみ上げすぎによる土壌汚染
なども指摘されています。

今最も心配されているのはバイオ燃料による食糧危機の問題ですが、そもそ
も、『バイオ燃料はカーボンニュートラルだからよい』ともいえないのだ、という
ことを知っておく必要があると思います。

http://www.oasis-water.net/