「うたかた」の夢、という言葉があります。

"はかない"夢という意味ですね。


この「うたかた」。漢字で書くと「泡沫」と書くのだそうです。


「泡沫」とは泡のこと。英語ではバブルです。

バブルといえば、

1980年代に金融経済が度を越した状態になり、

1991年に崩壊したバブル景気を思い出します。


しかし昨今の金融崩壊、環境問題、貧困問題など

世界で起こっている悲劇を見ていると、

実はバブルはもっと前から起こっていたのではないかと思うのです。


それは「石油バブル」です。



石油という、古代に地球が太陽エネルギーから作ったエネルギー源を、

無限に使えるものと思い、

またこのエネルギーを基にして、

多くの資源を掘り起し、

大量の食糧を生産し、

大量の製品を生み出し、

宇宙にまで飛び出してきました。



まるで人類は全知全能であるかのような「泡沫の夢」を見ていたように感じます。


日本も、石油危機の1970年代から今までの40年間

資源の危機に気づきつつもなんら対策を打ってきませんでした。


日本に資源や食料がなくても、

世界には枯渇することなく存在すると思い込んでいたのでしょうか?




しかし、地球環境と私たちの置かれている状況がわかるようになり、

石油だけでなく、数多くの資源の枯渇が予測できるようになり、

地球温暖化も予測できるようになって来ました。


石油に依存した経済では立ち行かなくなっています。



京大総長の松本さんが【サバイバビリティ】という言葉を発しておられます。


「サステナビリティ(持続可能性)は成立しない。

 サバイバビリティ(生き残る力)が問われる時代になっている」



「資源も食糧も不足し、個人、会社、地域、国、世界のレベルで

 生存大競争時代が始まっている」



サバイバビリティとは、資源や環境だけの問題ではないのです。


私たちは泡沫の夢から覚め、

これからのサバイバル時代を生き残れるよう

チャレンジする時期に来ているのです。



http://ecokentei.green-nippon.com/


アル・ゴア氏の「不都合な真実」という映画についてお話したいと思います。


2007年1月この映画が日本で放映され、多くの人々に環境問題を考えるきっかけを与
えました。


この映画では数多くの科学者から出されたデータが引用されており、そのデータ
に、政治家ならではの惹きつける話術とCGや動画などを加えて、非常にわかりやす
く温暖化問題が解説されます。

最近放映されているニュースやTV番組では、簡潔にまとめられすぎてわかりにくい
部分もありますが、この映画は時間をたっぷりかけて教えてくれます。

映画というよりセミナーですね。

数字や図表、動画などを駆使したプレゼンテーションは非常にわかりやすく、千回
以上も世界中で講演して練りに練り上げられただけのことはあります。



ゴア氏は環境問題を感情面からも揺り動かします。

私が忘れられないゴア氏の言葉は「これはモラルの問題だ」という言葉です。何度
か出てきます。

左脳で考えると、ここはややこしくなります。

実はこの映画DVDを全国の学校に導入して広めようとした英国で、この映画は政治的
であり、科学的誤りがあると判断され、指導要綱付で配布されるということになり
ました。

この映画を政治的な題材としてしまうと本質が見えなくなります。

本質は、次のような感じです。

私たち人類は、このたった数十年で、人口を3倍にまで増やし、資源を採掘しす
ぎ、消費しすぎ、廃棄しすぎてしまった。

さらにこれから、人口は1.5倍になり、先進国だけで占有してきた資源をアジアの大
国が使い始め、当然のように先進国をまねて大量に消費し、廃棄しようとしてい
る。


このために地球は、あなたの50年後、あなたの子供や孫が生活する未来には、あな
たの子供や孫を含む動植物が住みにくい環境に変化するでしょう。


さあ、あなたならどうしますか?


子供たちが将来も生きられるようにするためには、あなたの今の便利な暮らしを変
えなければならないのです。

これは「不都合な真実」です。

この真実を受け止め、消費や廃棄の多い生活を変えても、さらに豊かな生活を創造
するか、あるいは、「真実」を不都合と切り捨てて、将来を捨てるかというモラル
の問題なのです。


ほとんどの映画はエンドロールが出ると、帰り始める人がでますが、この映画はエ
ンドロールで帰る人はいません。

エンドロールに、最後に背中を押す具体策が出てくるからです。
(I needwake up, I need change ・・・というBGMとともに)


私は体が震え、行動を始めました。http://www.oasis-water.net/